2017年度第一回の展示では当館所蔵の貴重書をご紹介します。
いずれも原書を忠実に再現したファクシミリ版です。豪華絢爛、きらびやかな書物に目を奪われます。
この機会にじっくりとご覧ください。
■『ボルソ・デステの聖書 La Bibbia di Borso d’Este』

2017年4月6日
2017年度第一回の展示では当館所蔵の貴重書をご紹介します。
いずれも原書を忠実に再現したファクシミリ版です。豪華絢爛、きらびやかな書物に目を奪われます。
この機会にじっくりとご覧ください。
■『ボルソ・デステの聖書 La Bibbia di Borso d’Este』

2017年4月6日
図書館サポーターの学生と一緒に紀伊國屋書店新宿本店にて選書ツアーを行いました。学生ならではの観点で各々が女子美の図書館に所蔵すべく本を選びました。
参加した学生からは「充実した時間を過ごせて楽しかった」などの感想をいただきました。
今回はその成果をご紹介します。


2017年4月6日
杉並図書館員推薦図書コーナーを入替えました。
展示されている本は貸出可能です。詳細はカウンター向かって左脇の杉並図書館員推薦図書コーナーをご覧下さい。
全12冊です。
『細密画描法 : 細密画の学び方、技法、展開、系譜』 〈女子美名誉教授立石雅夫先生の著作〉
『トリッポンのこねこ』 〈女子美客員教授萩尾望都先生の著作〉
『きりのなかのサーカス』
『トップクリエイター26人のアイデアノート』
『ブルーノ・ムナーリの本たち : Munari i libri 1929-1999』
『『いちご新聞』から生まれたキャラクターのヒミツがいっぱい』
『スヌーピーこんな生き方探してみよう』
『マスキングテープの本』
『Designs by Erté : fashion drawings and illustrations from “Harper’s bazar”』
『市川崑大全 : Kon Ichikawa 1915*2008』
『The magic of M.C. Escher』
『図説メディチ家 : 古都フィレンツェと栄光の「王朝」 (ふくろうの本)』


芸術表象専攻/芸術文化専攻 教授 北澤憲昭
犀の角のようにただ独り歩め。
――『スッタニパータ』中村元訳
「スッタニパータSutta Nipāta」は上座部仏教(小乗仏教)のパーリ語経典である。
犀の皮は、あらゆる動物のなかで最も堅いといわれ、肉食獣の牙や爪から身を守る鎧の役割を果たしている。そのためか、犀は単独で行動する。上に引いた言葉が、こうした犀の習性に由来するのはいうまでもない。ただし、経典には「犀のように」と書かれてはいない。そこには「犀の角のように」とある。なぜだろうか。
視力の弱い犀の視線は遠くまでとどかない。しかし、鼻先の角は、しっかりとらえているにちがいない。鼻先に突き出た角は、犀の巨体が前進する指針の役割を果たしているかにみえる。「犀の角のように」というのは、おそらく、このことにかかわっている。
犀をみちびく指針としての角は犀自身に属している。すなわち犀の意識の尖端は犀自身に集中している。経典の言葉の焦点はここにある。思うに、このことばは「梵我一如[ぼんがいちにょ]」――宇宙の支配原理である「梵Brahman」と、個々人の支配原理である「我Ātman」とが、ひとつであって、ふたつではない――という教義にかかわっているのだ。
「独り」というのが身体的な事柄でないのはもちろんのこと、それは精神的孤独という意味でさえない。このことばは、宇宙と自己がひとつであるということを、したがって孤独が「孤独」でありえないことを示している。
犀は、みずからの角を指針として歩みをすすめる。しかし、その角は犀自身を遥かに超え出るものと繋がっている。「ただ独り」歩む犀の姿は、だから、近代的な「主体」概念では捉えきれない。それは、別の主体のありようを暗示している。英訳の『スッタニパータ』を読んだニーチェが、1875年の書簡でこのことばを愛用語として引用しているのも納得がゆく。
2020年9月29日改稿
2017年3月31日をもって北澤憲昭教授が本学を定年退職されます。
そこで、最後に北澤教授から本の想い出や本にまつわるお話しをうかがう機会を設けました。(学内関係者のみ)
また、講話会の他、北澤教授が研究代表者を務められた平成27年度共同研究「東西美術における「顔」の研究」についての研究成果発表も行われました。



2017年3月30日
芸術表象専攻/芸術文化専攻 教授 北澤憲昭
学而不思則罔 思而不学則殆
――『論語』「為政第二」より
現代日本語で言い換えれば、「他から学んだことを自分で思い返し、考えてみることをしなければ、ただのボンクラだ。逆に、自分で思い浮かべたことを信じ切って、他から学ぶことをしなければ、あやまちを犯すおそれがある。」
読み方は以下のとおり。「まなびて、おもわざれば、すなわち、くらし。おもいて、まなばざれば、すなわち、あやうし。」
自戒の意味も兼ねてしるしとめておくことにした。美術大学というのは「思いて学ばざる」性向と「学びて思わざる」性向とを、ふたつながら矯めるための相教育の場であるべきなのかもしれない。
【書評に取り上げられた本】
『マティスとルオー友情の手紙』
〈朝日新聞(2017/2/26)〉
パリ国立美術学校のギュスターヴ・モロー教室で出会った二人の画家。作風はそれぞれに違いますが二人が分かち合ったものが手紙のやり取りを通して見えてきます。
『復興キュレーション : 語りのオーナーシップで作り伝える”くじらまち” (キオクのヒキダシ:2)』
〈朝日新聞(2017/3/5)〉
東日本大震災後、文化財レスキューから始まった活動。ただモノを並べ展示するのではなく、それらが持っている個人の物語を紡ぎだすことで一人ひとりの声が響き合う空間が生まれます。
『サザビーズで朝食を : 競売人(オークショニア)が明かす美とお金の物語』
〈朝日新聞(2017/3/5)〉
オークション会社サザビーズのディレクターであり、絵画部門のシニア・スペシャリストを務める著者が語る競売の物語。芸術作品をめぐるひとつの世界がここにあります。
書評(新聞)は関連リンクからご覧いただけます。
【女子美OGの本】
『香菜子さんの服えらび。 (ナチュリラ別冊)』
女子美出身のモデル、イラストレーターとして活躍中の香菜子さんの著作。おしゃれだけれどリラックスして見える香菜子さんの服選び、普段着のルールをご紹介。
【図書館員の注目本】
『うれしいセーター』
ニットデザイナーとして活躍中の三國万里子さんの著作。宮沢りえさん、星野源さん、ミロコマチコさんといった著名人のリクエストに応えて制作されたニットはどれもその人の魅力にピッタリ!
『いしゃがよい』
さくら せかいさんの絵本。心優しいエンさんとパンダのファンファンとの温かい物語。リラックスした絵が魅力的です!
その他全104冊。
詳細検索で「新着7日以内」と入力すれば一覧がご覧いただけます。
http://lib.joshibi.ac.jp/mylimedio/search/search-input.do?mode=comp&nqid=1
2号館1階ロビーのガラスケース内で展示中の新着図書も貸出可能です。
気になる本がありましたら、カウンターまでお越しください。

2017年3月23日
【閉館期間】 3月27日(月)~4月5日(水)
年度末処理のため、上記のとおり図書館は閉館いたします。
その間、図書の貸出・返却・利用登録のサービスを休止いたします。
あらかじめご了承ください。
ただし、『延滞図書の返却』のみ受け付けしております。
かならず事前にお問い合わせください。
※貸出期間延長については、マイライブラリをご利用ください。
開館日・閉館日の詳細は、図書館カレンダーをご覧ください。
連絡先:
相模原図書館 042-778-6616
杉並図書館 03-5340-4514
2017年3月22日
芸術表象専攻/芸術文化専攻 教授 北澤憲昭
サマルカンドへ行かなかったときのことを憶えているかい?(中略)ぼくはあの旅を、決して忘れることのできない想い出として、それもすごく鮮明で、すごく詳細で、まさに想像のなかで体験したことでなければ残せないようなものとして記憶しているよ。
――アントニオ・タブッキ/和田忠彦訳『いつも手遅れ』より
「行かなかった旅」は「書かなかった小説」と対を成す。タブッキは同じ小説のなかに、「空中にだけ存在して、軽く、羽が生えて、つかまえることができず、ちょうど思考のように、存在しないがゆえに自由だった言葉たち」を書き留めて可視化することが、どれほど辛いことかと書きつけている。
「行かなかった旅」の想い出は、吉本隆明が自他に投げかけた次のような問いを思い起こさせずにはおかない。「かれの〈書く〉ものは、かれにとって如何にして〈書かない〉ものの世界に拮抗する重量と契機を獲取しているか?そして、わたしの〈書く〉ものは、わたしにとって如何にして〈書かない〉ものの世界に拮抗する重量と契機を獲取しているか?」(「なぜ書くか」)。
タブッキの軽快でおしゃれな言葉は、吉本の重く無粋な言葉と確かに「拮抗」している。
【女子美OGの本】
『すききらいなんてだいきらい』
本学卒業生のさくらい あつこさんの絵本。子供たちに嫌わていることがわかって落ち込むピーマンくん。でもいろいろな食べ物と出会ったことで・・・。さくらい あつこさんの絵がとっても優しく温かな気持ちにさせてくれます。
【図書館員の注目本】
『かわいい浮世絵』
「かわいい」というキーワードで見る浮世絵はどこかゆる~くて人間味が溢れています。江戸時代の絵師たちのユーモア溢れるセンスが伝わってきます。
『南極建築』
極寒の地、南極の建築とはどのようなものか。また雪に覆われた世界の中でどのように建設されるのか?その謎を写真やイラストで紹介!
『下田直子の手芸術 : 手芸がどんどん楽しくなる54のお話とつくり方のコツ』
完成度の高い手芸作品を発表し続けている下田直子さんの著作。高い完成度の作品を発表し続ける人気手芸家下田直子さんの著作です。
『白洲正子のおしゃれ : 心を磨く88の言葉』
独自の美的センスを持ち骨董や工芸品にも傾倒した白洲正子さん。おしゃれに対する意識も魅力的です。
その他全80冊。
詳細検索で「新着7日以内」と入力すれば一覧がご覧いただけます。
http://lib.joshibi.ac.jp/mylimedio/search/search-input.do?mode=comp&nqid=1
2号館1階ロビーのガラスケース内で展示中の新着図書も貸出可能です。
気になる本がありましたら、カウンターまでお越しください。

2017年3月16日