NEW BOOKS 新着情報杉並


4/27 新着図書

【図書館員の注目本】

 

『女子部屋』

女子部屋とはいかに!それぞれの生活が垣間見える女子たちの部屋の写真集。

 

『これからの僕らの働き方』

エンジニア、アーティスト、ディレクター、経営者、大企業の役員等、今一番面白い仕事をしている10人へのインタビュー。既成概念を破る多様な働き方が見えてきそうです。

 

『ホセ・ムヒカと過ごした8日間』

世界でいちばん貧しい大統領と言われている前ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ氏が見た日本とは!?

 

『貼リ切ル』

切り絵制作を中心に活動されている辻 恵子さんの作品集。ユニークでリラックスした雰囲気が魅力的です。

 

『バーニングマン』

バーニングマンの素晴らしい作品を集めた公式アート集。8月の1週間だけアメリカ合衆国ネバダ州に現れる情熱的なアートをご覧あれ!

 

『地域ブランドデザイン集』

地域を動かす地域ブランドデザインの優品100点以上が詰まった一冊。グラフィック、プロダクト、空間デザイン等が見せる販売力、PR効果、集客力とは!?

 

その他全53冊。

 

詳細検索で「新着7日以内」と入力すれば一覧がご覧いただけます。

http://lib.joshibi.ac.jp/mylimedio/search/search-input.do?mode=comp&nqid=1

2号館1階ロビーのガラスケース内で展示中の新着図書も貸出可能です。

気になる本がありましたら、カウンターまでお越しください。

 

2017年4月27日

TEACHERS' SELECTION 先生の本棚から


摘読録――My favorite words 第8回

女子美術大学図書館 前館長 北澤憲昭

  

戦争はいたるところに在る。戦争があるとき、それはつまり何ものかが出現しつつあるということだ。

――ル・クレジオ/豊崎光一訳『戦争』(1970)

  

1968年パリの5月革命の2年後、反戦運動が盛り上がり、ヴェトナム戦線からアメリカ軍が撤退を開始する2年前にあたる当時の状況が、「戦争」というタイトルに影を落としているのはまちがいない。引用部分につづけて、ル・クレジオはこう書いている。「噴火山があちこちの広場のまん中にもち上り、道路の数々が口を開け、そして割れ目の奥から、溶岩や、熱気や、エネルギーが迸る。海は崖の足下に沸き立ち、響き高い洞窟を掘りさぐる。蒸気が、電気が、雲が、稲妻がある」、と。ル・クレジオの戦争のイメージには天地創造のイメージが重なっている。あるいは、破壊と創造とをつかさどるシヴァ神へと想いを運ぶ。

  

本書の最後には19枚の写真が掲載されている。スーパーマーケットの一角や、車のライト、中空[なかぞら]を行く飛行機・・・・・などの写真だが、1970年当時の文芸界にあって、このような試みは、とても新鮮だった。ソフィ・カルの『ヴェネツィア組曲』の10年前、ジョナサン・サフラン・フォアの『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』が刊行される35年前のことだ。

  

どの写真もクールで、寡黙でありながら、身体にまつわる位置感覚を湛えるスナップショットの魅力にあふれていた。蒸気も、電気も、稲妻もない世界が、無傷なままに、それゆえ無気味に映しだされていた。

  

ル・クレジオは、あるインタヴューで、何千枚もの写真を撮りながら『戦争』を書いたのだと明かし、いくつかの章は街中で書いたとさえ言っている。写真は、自分が「そこ」にいたという確認であり、証明でもあるのだ、と。空の高みを行く飛行機は、わたし(たち)の眼を作者の眼へと重ね合わせ、読者を「そこ」へともたらさずにはいない。

  

マダラ状に広がる戦場のなかから、大規模な戦争があらたに開始されそうな予感の漲るこの時代の風が、この本を、書庫からぼくの机の上に運んできた。

  

  

2017年4月21日

NEWS 図書館からのお知らせ杉 並


【終了】 [ 映像特集コーナー ] Go!Go!Girls!! ~女の子映画特集~

第一弾の特集は、

「Go!Go!Girls!!~女の子映画特集~」です!

 

新しい季節、女子美という女の園に入学し、

期待と不安の入り混じる季節かと思います。

戦う女、旅する女、悩む女 etc…

映画の中で描かれる女子が印象的な作品をご紹介します。

沢山刺激を受けて勇気に繋げてほしいと願います。 

 

『メリダとおそろしの森』

『MAD MAX  怒りのデスロード』

『ジュノ』

『ミツバチのささやき』

『裁かるゝジャンヌ』  他

全15作

※図書館所蔵の映像資料は、館内のみでの視聴に限ります

 

「MOVIE SELECTION!」の見出しが目印です。

 

 

2017年4月13日

EVENT イベント開催のお知らせ杉 並


アートブック・シェア・トーキング 第13回開催決定!!

日   時:5/17(金)16時30分~17時30分

開催場所:食堂(営業終了後の開放スペース、イワタ売店側からお入りください。)

〇参加申込 開催前日までに図書館カウンターまたは以下のメールアドレスにお申込みください。 Mail:info-j@venus.joshibi.jp 件名:アートブックシェアトーキング参加希望 本文:「所属(大学・短大、領域・コース等)」「名前(ふりがな)」「連絡先(携帯電話等)」

※席に余裕があれば当日予約なしの出席も可能です。

2017年4月8日

NEW BOOKS 新着情報相模原


4/7 新着図書

【図書館員の注目本】

 

『抱きしめられたい。』

「小さいことば」シリーズの最新刊。
糸井重里さんの1年分の原稿とツイートから心に残る短いことばが集められています。
表紙のニットは三國万里子さんの作品です。

 

『ハイジが生まれた日』
日本のアニメ「アルプスの少女ハイジ」がどのように作り出されたのか、関係者の
証言から迫る一冊です。

 

『鹿児島睦の器の本』
植物や動物をモチーフにした図案を施し、器を生み出す陶芸家・鹿児島睦さん。
彼の器のコレクター20人が所有する器が260点紹介されています。

 

『世界手芸紀行』
現地の魅力的な手仕事を知ることが出来る一冊です。
それぞれの活動に携わっている日本人女性たちが自身の思いを綴ります。

 

『イラスト×アイデアデザインコレクション』
思わず目を引かれるデザインに、個性をプラスしたイラストレーションの作品が満載です。
各作品のポイントも解説されています。

 

他全221冊

 

2017年4月7日

NEWS 図書館からのお知らせ杉 並


【終了】 特集コーナー「1998年(平成10年)」

新入生の皆さんご入学おめでとうございます!特集コーナーでは今年度入学した多くの新入生が生まれた「1998年(平成10年)」に関する図書を集めてみました。詳細は9・10番書架横の特集コーナーをご覧下さい。

 

1998年ベストセラー

『大河の一滴』

『他人をほめる人、けなす人』

 

1998年の出来事  関連図書

『Nagano olympic winter games, 1998 : NAOC official photobook』(長野オリンピック開催)

『世界最大橋に挑む : 明石海峡大橋を支えるテクノロジー』(明石海峡大橋開業)

『黒澤明全画集』(黒澤明監督逝去)

 

1998年に開催された展覧会のカタログ

『芹沢銈介 : 私本・私家本・装幀本』

『三岸節子展 : パリ展帰国記念』

 

その他全14冊。

 

 

 

 

 

 

2017年4月7日

EPISODE こぼれ話


スマホと読書

大学院 芸術文化専攻 花奈

 

大学の近くに1人の部屋を持つまで、通学時間が長かった。片道2時間弱、乗り換えの時間を差し引いても1時間半以上、1日3時間、週5日通学するとして、週15時間手持ち無沙汰の時間があるということになる。時給1,000円のバイトに費やしたとすると月に60,000円分以上の時間を、私は電車とバスに吸い上げられていた。

 

 この時間をいかに過ごすかで私の大学生活は決まる。手始めに私は同級生の間で流行っているスマホのゲームアプリをいくつかダウンロードしてみた、当時の友人たちはもっぱらそれらの話をしていたからだ。すぐにバッテリーの消耗がえげつないことに気づく。スマホが熱くなるのだ。恐らく1時間程度の通勤・通学時間の合間の暇を癒すことなら出来るのだろう。だが、1時間半ともなると話は違う。私の手のひらで小さな機械が音をあげていた。私はハードに対してソフトが重すぎる傾向があるなあとか、やはりスマートフォンはまだまだ発展段階にあるのだなあとか、ゲーム専用の機械で行っていたパフォーマンスをスマホのようなマルチ機器に強いているのがそもそもの間違いなのだとか、色々と考えを巡らせながらゲームアプリを全て切り捨てた。ついでに友人たちとも疎遠になった。構わぬ。スマホのバッテリーの方が大事だ。

 

 さて、それではどのようにして月60,000円分の時間を活用するか。読書の習慣が無かった私でもその手段として本を手に取るまでさほど時間はかからなかった。せっかく読書をするのだから、学術書や古典を読んで、中学高校とお勉強をサボってきた過去を清算したいものだ。当時新訳が出たばかりのハイデガーの『存在と時間』を読んでから、私の、私の時間に対する駆り立てはより激しくなった。公共交通機関の内部で幽閉されている時間のみならず、それまで遊びに使っていた帰宅後のフリータイム、寝る前のひととき、かつて友人と過ごしていた休日、私の孤独の時間の全てをいかに豊潤なものにするかに心血を注いだ。

 

 論理学を学んでみたり、英文を読み上げてみたり、詩集を読んでわけが分からねえとぶん投げてみたり、それでも気になったものを書き写してみたり、疲れた夜には色々な酒を飲んでみたり、自分の好きなワインのブドウの品種は何か探ったり、好きなアニメ映画のセリフの引用元の本を揃えて自室に専用の棚を作ったり、ケチをつけるために流行りのアニメを見てみたり。そうして得た教養や知識を、バラバラにして食べやすいようにアレンジを加えてインターネットに垂れ流していたら、私と同じように豊潤な孤独の時間を持っている人と何人か知り合えた。彼ら、彼女らと話すのは楽しい。真剣な議論になることはけしてないが、実に、実にウィットに富んだ会話をすることが出来る。かつて〝コミュ症〟だった私も、今では知らない人であっても話をするのが苦痛でなくなってきた。

 

 一人暮らしを始めて長い長い通学時間から解放されても、私は読書や勉強をやめてはいない。私の孤独の時間は暇な時間ではなく私にとってかけがえのない時間に変質を遂げた。会話のための孤独。孤独のための会話。インプットとアウトプット。紙の本とスマホ。これらはすべて繋がっているのだ。週15時間の手持ち無沙汰と脆弱なスマホのバッテリーが引き金となって、私は今、最高に楽しい時間を生きている。

 

2017年4月7日
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