記号論への招待
No.051
  • 著 者:池上嘉彦
  • 出版社:岩波新書
  • 出版年:1984年

「言語論的転回」は、人文科学における20世紀最大のパラダイムシフトといわれます。この外界認識にかかる大転換以降、私たち人間にとって、言語を離れて実在する何かを安易に措定することが困難となりました。つまり、言語こそが、私たちの認識を作っていることになります。ならば、「藝術は言葉にできないことこそを表現するもの」といった常套句もまた、安易に使用することが躊躇されてきます。実体論から関係論への認識の変化を知る手がかりとしても本書は最適です。この転回を咀嚼せずに現代アートの考察は虚しいでしょう。

メディア表現領域 非常勤講師
石井 拓洋
色のまなび事典
No.050
  • 著 者:茂木一司、手塚千尋 編
  • 出版社:星の環会
  • 出版年:2015年

 本の対象は子供たちですが、大人が読んでも楽しい色のはなしがかわいいイラストと共に紹介されています。色を学ぶために必要な要素がぎゅっと詰まっています。
(1)色のひみつ(2)色のふしぎ(3)色であそぶ の全3巻、教育実習に行く方などにはお薦めの一冊です。

工芸専攻 助教
大﨑 綾子
Wilder mann
No.049
  • 著 者:シャルル・フレジェ
  • 出版社:青幻舎
  • 出版年: 2013

世界のなまはげ大集合。
世界中に同時多発的にこんなに沢山なまはげのようなモノがいたなんて、それだけで驚きですが、その写真がとってもチャーミングで面白いのです。ビジュアルの美しさはもちろん、装飾に使っている素材や形状からその地域の人々の生活や習慣が見えてくるのがとても興味深いです。場所や風習は違えど、人々の考えていることは似ているものなのですね。巻末にそれぞれのなまはげの解説もあります。まるで、ウルトラマンやポケモンなどのキャラクター図鑑を見ている気分になりますよ。

杉並図書館スタッフ
Y.N

オリーブの罠
No.048
  • 著 者:酒井順子
  • 出版社:講談社
  • 出版年:2014年

著者はユーモラスな文体でさまざまなエッセイを書き綴る女性だが、高校時代から雑誌オリーブに執筆するライターでもあった人物。タイトルに「罠」とあるショッキングな印象は、当時この雑誌の語る内容に共感し、それに近づこうをしていた全国のオリーブ読者が、どんな暮らしに憧れ、どんなライフスタイルを目指して生きてきたのか、そのことを懐古的にとらえたときの反応であろう。学生の皆さんのお母さん世代のことを考えて読むとわかりやすいかもしれない。

短期大学部造形学科 非常勤講師
渡辺 憲一
さかなのなみだ
No.047
  • 著 者:さかなクン
  • 出版社:リヨン社、 二見書房 (発売)
  • 出版年:2007.5

朝日新聞掲載の「いじめられている君へ」で紹介され反響をよんださかなクンのメッセージ。学校や社会、そしてさかなの世界にもあるいじめに対して、まっすぐで飾らないさかなクンからのエールが心に響きます。シンプルな絵もとっても素敵です。

杉並図書館スタッフ
K.M

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