展示

EXHIBITION 展示相模原


NO MOVIE, NO LIFE.

展示期間: 11/27(月)~3/15(金)
展示場所:相模原図書館1階


映画とアートは、様々なところで関わりを持っています。
映画そのものがアートであるだけでなく、
アニメーションやポスター、特殊メイクや造形、小道具など映画を彩るアートは多岐にわたります。



今回はそんな映画に関わる人たちのこだわりや職人技を垣間見ることができるような映画に関わるアートの本を展示します。



一度観たことのある作品も違った角度から覗いてみると、新しい発見があるかもしれません。
ぜひ映画の深淵に触れてみてください。



映画で人生に彩りを!

2023年11月27日

EXHIBITION 展示杉 並


The Old Books 素晴らしき古書の世界

展示期間:9/25(月)~12/22(金)
展示場所:杉並キャンパス2号館1階ロビー ガラスケース展示コーナー

 


芸術の秋、文化の秋がやってきました。


今シーズンの杉並図書館では、コロナ禍を経て実に4年ぶりに貴重書の企画展示、『The Old Books 素晴らしき古書の世界』を開催する運びとなりました。

 

「貴重書」とは、今では一般的に流通していない、希少で、学術・文化的な価値が高く、読んで字の如く「貴重な」本のことです。遥か昔の時代に制作された本は、どんなに保存状態が良い本であっても、年々劣化し朽ち果てていく運命にあります。


そのため、国宝や重要文化財として指定し、博物館や美術館などで厳重に保管していますが、近年そういった場所でしか見られない貴重な資料を後年まで残していくために、「ファクシミリ版」と呼ばれる、原本にできる限り忠実に複製した複製版が作成されるようになりました。

 

杉並図書館でも、このように古く学術的に重要な資料を美術の研究に役立てていただけるよう、収集・所蔵していますが、複製版とはいえ非常に貴重な資料になりますので、普段は貴重書庫で厳重に保管されおり、ほとんど目にすることのできない本になります。

 

今回の展示では、杉並図書館秘蔵の貴重書と禁帯出図書の中から、

 

ルネサンスの時代に活躍した巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチが遺した手稿や、13-14世紀頃に制作された装飾写本の中から、豪華な金箔押しが施され、鮮やかに採色された挿絵(ミニアチュール)が本文の中に組み込まれている『トリノ=ミラノ時祷書』『ランベス黙示録』のファクシミリ版、

 

アルフォンス・ミュシャを筆頭に、ベル・エポックのそうそうたる芸術家たちが表紙や挿絵を手掛けた芸術雑誌や、彩色された美しいファッション画にときめく18世紀のモード雑誌の原本、

 

本という媒体でありながら、装幀や製本に趣向をこらし、芸術品として追及された美しい本を世に送り出した武井武雄の刊本作品や、ウィリアム・モリスが装飾写本の製法や美しさに立ち返り、つくりあげた『Love is enough』、

 

日本が誇る芸術である浮世絵の中から、来年2024年から発行される紙幣の絵柄に採用された葛飾北斎の『富嶽三十六景』を、当時の道具・画材・製法で忠実に再現した複製版画や、同時期に活躍した歌川広重の『東海道五十三次』

 

日本に現存する最古の絵巻物『源氏物語絵巻』と、現代においても人気の高い平安時代の絵巻物『鳥獣戯画』、室町時代に制作され、水木しげるや宮崎駿の作品にも影響を与えたといわれる『百鬼夜行絵巻』の複製版、

 

70年ほど前の戦後間もない時代に刊行された、女子美OGであり学長も務めた堀文子先生と、同じく女子美OGである桜井悦さんが挿画を描いた美しい児童書、

 

他、和書・洋書織り交ぜ、豪華で盛りだくさんの内容で公開いたします。


遥かな時代を超えて脈々と受け継がれ、文化や芸術との関わりの中で進化・変遷してきたこれらの古く美しい本たちからは、本の制作に携わった職人や芸術家たちの、素晴らしい技術やものづくりへの情熱を感じとっていただけるのではないでしょうか。


この貴重な機会にぜひ、間近でじっくりとご覧ください。

 

 

2023年9月26日

EXHIBITION 展示相模原


アンデスの染織

JAM展示関連図書展示
展示期間: 9/25(月)~12/22(金)
展示場所:相模原図書館1階

 

相模原キャンパスにある女子美アートミュージアムでの「アンデスの染織品」の展示にあわせ、相模原図書館でも関連する図書館資料を展示いたします。

 

まだまだ謎が残されている染織品の数々。
ぜひ関連図書にも手を伸ばし、アンデスの深い染織文明に触れてみてください。

2023年9月25日

EXHIBITION 展示相模原


【終了】世界の絶景-この絶景をアートにしよう-

展示期間: 7/31(月)~11/24(金)
展示場所:相模原図書館1階




素敵な風景に出会った時、思わず写真を撮りたくなる、
絵に描いて残したくなる。

 

誰しもがそんな感情になったことがあるのではないでしょうか。

 

今回はそんな瞬間を閉じ込めた、

絶景の写真や、描いた作品を展示しています。

 

 

世界の名所をはじめ、日本の美しい風景、

そしてそれを描いた作品を集めました。

 

 

展示を見て行った気分になるも良し、

実際に足を運ぶも良し、

そしてあなただけのアートにするも良し!

 

 

図書館から世界の絶景を見に行きましょう。

 

2023年7月31日

EXHIBITION 展示杉 並


【終了】ビジュアライズされるマザーグース ~挿絵・造本芸術の愉しみ~

展示期間:6/26(月)~9/22(金)
展示場所:杉並キャンパス2号館1階ロビー ガラスケース展示コーナー

 



今回、杉並図書館では企画展示
『ビジュアライズされるマザーグース ~挿絵・造本芸術の愉しみ~』を開催します。




〈マザーグースとは?〉



マザーグースとは、主にイギリスやアメリカの子どもたちに親しまれている、古くから口伝えで伝承された童謡の総称です。
童謡のことをイギリスではナーサリーライムともいいます。

童謡といってもメロディがないものもあり、子守唄、詩、なぞなぞ、早口言葉など多種多様。また内容も教訓、ナンセンス、滑稽、摩訶不思議、風刺などさまざまで、子どもから大人まで楽しめます。



〈マザーグースの本と挿絵〉


18世紀に入ると、マザーグースを採録した本が刊行され、楽譜や挿絵が添えられたものもありました。

唄の内容は、画家にとってイメージを喚起しやすいものもあれば、摩訶不思議で意味がよくわからないものもあります。

マザーグースを描くには、奔放な表現力を必要としたでしょう。

だからこそ、多くの画家たちが創作意欲を刺激され、独自の解釈でマザーグースをビジュアライズ(視覚化)しました。

なかにはウォルター・クレイン 、ケイト・グリーナウェイ、ランドルフ・コルデコットのような著名な挿絵画家もいました。

画家たちの解釈の違いは、マザーグースの挿絵を愉しむ醍醐味のひとつです。

たとえば人気キャラクターのハンプティ・ダンプティ。

もともとは「塀から一度落ちたらもとには戻せない」というなぞなぞ唄の主人公で、その答えは「卵」。

ハンプティの姿は、卵の擬人化、男の子、中年男性などさまざま。


さらに「塀から落ちた理由」を描くとなると、旗を振りすぎ、ワインを飲みすぎなど十人十色です。



〈造本芸術の魅力 ~複刻されたオーピー・コレクション~〉



さて、今回ご紹介する本は、ほるぷ出版の『複刻マザーグースの世界』シリーズ全52冊。

このシリーズは、オックスフォード大学ボードリアン図書館所蔵のオーピー・コレクションから、マザーグースの絵本を複刻したものです。

複刻の元となったオーピー・コレクションとは、児童文学研究家であるオーピー夫妻が収集した児童文学コレクションのこと。

これらは比類のない貴重な資料群で、夫妻の希望によりボードリアン図書館に寄付されました。

杉並図書館の特色ある蔵書構成として充実した絵本のコレクションがあり、このシリーズもその一部です。


本展ではこのシリーズの中から、

印刷・出版文化と深い関係があるチャップ・ブック、
折本形式のパノラマ絵本、
素朴で味わい深い挿絵、
細部までこだわった美麗な挿絵や装丁の本など、

さまざまな形でビジュアライズされたマザーグースを展示します。


数百年前の挿絵・造本の美しさはさることながら、複刻技術により時を越えてよみがえった本の美しさもご堪能ください。

複刻にあたり、当時の原本にできるだけ近づけるため、紙材、印刷、色彩、装丁などを調査し、忠実に再現したとされています。

これらの意匠を凝らした本は、それ自体がアートといえるでしょう。

眺めるだけでも楽しい本展。

いつもは書庫にて大事に保管している絵本をご覧いただける貴重な機会です。

ぜひお越しください。

 

2023年6月26日

EXHIBITION 展示相模原


【終了】賢治童話×ART=∞ ~杉並図書館巡回展~

今回の展示は、2023年2月~3月に杉並図書館で行った特集展示の巡回展です。

 

2023年9月、童話作家・詩人である宮沢賢治は没後90年を迎えます。
その節目を前に、宮沢賢治の童話を題材としたARTの本を集めてみました。

 

 

賢治の文学作品は現代も読み継がれ、読者の心を魅了しています。
多くのクリエイターたちが制作した、童話を原作とした絵本や映像などのART作品の数々。

 

 

その表現方法は、絵画・版画・写真・文字・漫画・プラネタリウムなど多彩です。
また同じ原作でも、原作にない創作部分や描く場面が異なるなど、クリエイターの個性が光ります。

 

まさに表現の幅は∞(無限大)!

 

 

皆さんならどんな方法で表現するでしょうか。
賢治童話を通して、様々なARTの表現方法を覗いてみましょう!

 

 

 

2023年6月26日

EXHIBITION 展示相模原


染織のすすめ~女子美貴重書コレクション

展示期間:2023/4/4(火)~6/23(金)
展示場所:相模原図書館1F展示コーナー



女子美術大学図書館に所蔵されている
希少かつ学術的・美術的にも価値の高い「貴重書」の中から、
今回は染織に関連した資料をご紹介いたします。

 

 

古谷紅麟や河原崎晃洞が手掛けた図案をはじめ、
芹沢銈介の型染、琉球の織物やインド・東南アジアの染織など
多種多様な資料で鮮やかな染織の美しさに触れることができます。

 

 

展示資料以外にも図書館には多くの染織文化に関する資料が揃っています。
ぜひ関連資料もご利用ください。

 

また、女子美術大学美術館では国内最大級の12,000点にも及ぶ染織品、
「女子美染織コレクション」を所蔵しています。
コレクションは美術館のHPより収蔵品データベースにアクセスいただけるほか、定期的に美術館の展示でも公開されていますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

 

この機会に、図書館資料を通して染織の魅力をお伝え出来ましたら幸いです。

 

2023年4月5日

EXHIBITION 展示杉 並


【終了】「欧米のヴィンテージブック 美しくて かわいい 挿画・絵本の世界」

展示期間:4/4 (火)~ 6/24(土)
展示場所:杉並キャンパス2号館1階ロビー ガラスケース展示コーナー

 

 

花便りも伝わる今日この頃、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

 

 

今回は杉並図書館が誇る挿絵本・絵本コレクションから、19~20世紀の欧米で刊行された貴重な本をご紹介します。

 

 

欧米の挿絵・絵本芸術は、19~20世紀の印刷技術の進歩により飛躍的に向上し、多様な表現が可能となりました。

 

 

現代絵本の形式も、同時代に確立したといわれています。

 

 

19世紀から20世紀にかけて、欧米の挿画・絵本文化は大きく花開き、多くの画家や作家が輩出され、後世に残る数多くの名作が生まれました。

 

 

本展では、この時代に刊行されたヴィンテージブックをご紹介します。

 

 

日本で未翻訳の希少書や、著名な画家・美術出版社による本もあります。

 

 

モーリス・ブテ・ド・モンヴェルによる楽譜絵本

 

 

ジェシー・W ・スミスの挿絵本

 

 

パーマー・コックスの『ブラウニー』の本

 

 

アンドレ・フランソワによる『ワニの涙』の原著

 

 

メッゲンドルファーやクバシュタによるしかけ絵本など、

 

 

長い年月を経ても魅力が色褪せない傑作が一堂に会しました。

 

 







 

日頃は公開していないコレクションをまとめてご覧いただける貴重な機会です。

 

ぜひお越しください。

 

2023年4月4日

EXHIBITION 展示相模原


-ここにも、女子美。- 女子美のOG展

展示期間:2023/4/4(火)~7/27(木)
展示場所:相模原図書館1F展示コーナー

 

 

長年愛されるキャラクターのデザインをはじめ、
デザイナーやアーティストとして
女子美OGのお仕事は多岐にわたっています。

 

 

一度は目にしたことがあるキャラクターや広告などの作品の数々。
これも、女子美。ここにも、女子美。

 

 

様々な分野で活躍する女子美OGの作品を通して、あなたの夢や目標に出会えるかもしれません。

2023年4月4日

EXHIBITION 展示杉 並


【終了】2022年展覧会をふりかえる!

展示場所:杉並キャンパス2号館1Fロビー
展示期間:2023年1月10日(火)~2023年3月17日(金)

 

 

2022年は大型の巡回展が多く開催されました。

あなたが心に残った展覧会はいくつありましたか?

 

今回、杉並図書館では「2022年展覧会をふりかえる」と称して
2022年関東近郊開催の展覧会のカタログが大特集!

 

1月から12月まで時系列に沿って並べてみました。

 

 

ポスターやキャプションデザインは、

図書館サポーターの学生さんが担当してくださり
とても素敵な仕上がりになっております。

 

まだまだ海外旅行も厳しく
世界の美術館や展覧会に足を運ぶのも難しいこのご時世。

 

今後もさらに世界の名作が日本にやってきてくれると嬉しいですね。

 

 

 

 

杉並図書館内でも、全国の展覧会カタログをずらりと揃えて皆さまをお待ちしています。

 

開催中の展覧会のカタログは館内閲覧でお楽しみいただくことができ、
開催終了後は借りることが出来ます。

 

ぜひ、カウンター正面の展覧会カタログコーナーもご覧ください。

2023年1月10日
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