ニュース

TEACHERS' SELECTION 先生の本棚から


摘読録ーーMy favorite words 第38回

女子美術大学 名誉教授 北澤憲昭 

  

なぜならば、病気というものは、あらゆる経験が明らかにしているように、形容詞なのであって、名詞ではないからである。

――フロレンス・ナイティンゲール/薄井担子、小玉香津子ほか訳『改訂新版 看護覚え書』(1860)

  

ナイティンゲールは、病気は自然の力による「回復過程a reparative process」であると考えていた。症状の悪化にともなう苦痛や鬱情を思うとき、病気を「回復過程」とする見方は奇妙に感じられるが、彼女は自説への反論を予想しつつ次のように書いている。自然の回復過程を阻害することから生ずる苦しみや痛みを取り除いたとき、病気ほんらいの痛みや苦しみが明瞭になるだろう、と。

  

自然の回復過程がまっとうに進行するうえで必要なものとは何か。看護に携わる立場から「患者が呼吸する空気を、患者を寒がらせないで、外気と同じように清潔に保つこと」だと彼女はいう。そして、酸性雨の発見者として知られるアンガス・スミスの大気汚染検査法を看護に応用する可能性にまで説き及んでいる。現在、わたしたちが手にすることのできるコンパクトなCO2濃度測定器は、その一実現形態だ。

  

そればかりか、彼女は換気こそ感染に対する「唯一の防御策」だとも述べている。もちろん、接触感染は換気によって防ぐわけにはいかないのだが、この期に及んで感染症の専門家たちが、新型コロナウイルスのエアロゾル感染に対する注意を喚起し、対策を政府に提言している日本社会の現状を思うとき、彼女の指摘は、にわかに新鮮なリアリティを帯びてくる。

  

  

病気が回復過程であるとする根拠についてナイティンゲールは理路や根拠を示していない。無記の姿勢をとっている。だが、人間の身体にそなわる自然治癒力を思い浮かべれば、この見方は直観的に納得がゆく。

  

しかし、それ以上に重要なのは、病者を孤立させない発想が、ここに認められることだ。病気が回復過程であるならば、病と健康を連続の相で捉えるのは当然であり、じっさい換気にしても、病者にのみかかわる注意事項ではない。健康な人間の日常においても重視されて然るべき事柄だ。しかし、この当たり前のことにかんして、自分たちが意外と無神経であったことをCOVID-19 の経験は教えてくれた。

  

子どもや老人たちのように特段の配慮を必要とする人びとの日常にかんしては、ことさら換気と室温への配慮が重要であるのはいうまでもないが、これを実行するためには、なによりもまず見守るという行動が必要となる。冒頭のことばは、このような構えから発せられている。見守るべきは、「痛い」「苦しい」「辛い」「寒い」「暑い」などの「形容詞」を喚起する兆候だからである。

  

  

では、「名詞 noun substantives」とは、いったい何を指すのだろうか。まずは病名と理解するべきだろうが、彼女は病名の背後に実体的な病因を想定する発想を否定している。「なぜならば」の前のところに彼女は「いろいろな病気が発生し、成熟し、そしてそれが他の病気に変化していく」のを目にして来たとしるしており、病気というのは猫や犬のような実体ではないというのだ。

  

病原体という存在が知識として念頭にある者からすれば、原因としての実体を否定する発想には違和感を覚えざるをえない。しかし、『看護覚え書』が 出版された時代は(初版1859)、微生物を病原とみなす細菌学の黎明期にあたっていたことを思えば、ナイティンゲールの病理観は、やむをえない歴史的限界として理解できるし、『看護覚え書』の数年後に刊行された『病院覚え書』(1863)では病原菌の存在を認めてもいる。

  

揺れがみとめられるわけだが、この揺れは“care”と“cure”のあいだの揺れのようにみえる。“care”は「世話」「配慮」「保護」「介護」「看護」などに対応する語であり、外来語「ケア」として日本社会に定着している。“cure”は「治療」「医療」「矯正」「治癒」「回復」などの語に対応し、外来語の表記は「キュア」である。

  

ナイティンゲールの知見は、「ケア」と「キュア」のあいだで、ただし、思いを大きく「ケア」へと傾けながら揺れているのだ。

  

  

病気というものは、病者自身の受苦の意識も含み込む複雑な関係態であって、それを単一の実体に帰するのはむつかしい。このような病気の有りようを、「ケア」と「キュア」という概念で捉え返すならば、キュアに従事する者は、病原体はもちろん器質的変化の有りようなど「名詞」的実体性の方により強い関心を抱くだろうし、ケアの実践においては、先にもみたように、なによりもまず容態を示す「形容詞」的次元に注意を向けることになる。ナイティンゲールは、この両者に目を配りつつ思考を重ねていたがゆえに揺れが生じたのである。

  

ただし、揺れとはいいながら、“care”と“cure”という二つの語の『看護覚え書』における出現度は“care”の用例が圧倒的に多く、ここにも彼女の関心の焦点がケアにこそあったことが示されているのだが、彼女が健康人と病者をひとつづきの過程として見ていたのは、まさにケアへの関心ゆえのことであった。彼女は、こう書いている。

  

患者にどのような結果が生じるかについて正確な判断を下す能力があるかどうかは、その患者が生きているすべての状態についての探究のいかんにかかっているのである。

  

「その患者が生きているすべての状態」に対する見守り。これがケアの要諦であることはいうまでもないとして、このくだりの直後で、彼女は大都市の複雑きわまりない社会状況に言及している。ナイティンゲールに即して考えるならば、ケアとは、このような社会的広がりのなかで捉えられるべきものであり、しかも、それは時間的な広がりでもある。すなわち、ケアはキュアのはるか以前から、また、キュアののちまでも続いてゆく一連の社会的な過程なのだ。たとえば社会的に弱い立場に立たされがち老人や子どもたちは、つねひごろから特段のケアを必要とするわけだし、また、不治の診断をくだされた病者のようにキュアののちにもケアは続いてゆくのである。

  

このような見方に立つならばキュアというのは、ケアの一過程ということになるわけで、こうした認識は、医療現場における「対等-従属 equal-subordinate」弁証法の問題――すなわち組織上は対等であるにもかかわらず現場において看護師が医師の下位におかれがちな現状に対する批判的視座をも提供するのにちがいない。それはまた、訪問介護が医療の重要な一次元を成すに至った超高齢社会の現状にとっても重要な問題提起となるはずだ。

  

  

この本で「看護」と訳されている元の単語は“nursing”である。“care”が“nursing ”と重なる意味合いで用いられている箇所もみられはするものの、基本的に“nursing”が「看護」に対応している。

  

しかし、ナイティンゲールは“nursing”という語に必ずしも満足してはいなかった。「私はほかによい言葉がないので看護という言葉を使う」と、はっきり書いている。薬の投与や湿布を貼る程度の意味で用いられていた“nursing”という語に違和を覚えた彼女は、その再定義を本書で企てたのだ。

  

「看護」を「ケア」と呼びかえ、高齢社会において注目度の高い“care ”という単語に繋げたのは、だから、本書の企てへの加担でこそあれ、けっして、それを歪曲することではない。あるいは、踏み込んでいえば、このようにいうことも可能だろう。“care”こそ“nursing ”の本体なのだ、と。

  

  

 

 

2022年3月9日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


3/3 新着図書

【書評に取り上げられた本】

 

絶滅危惧動作図鑑
連絡・撮影・買い物・ゲームなど、
さまざまな行動がスマホ1台で完結する時代に、
消えつつある動作を紹介します。
昔はやっていた動作、
フィクションでしか見たことのないような動作、
これから消えるかもしれない動作まで、幅広くとりあげています。
朝日新聞(2021/11/6)に書評掲載あり。

 

江戸・ザ・マニア
子どものころから身のまわりにあったけれど、
なんとなく触れてはこなかった趣味文化が
皆さんにもあるのではないでしょうか?
江戸時代から今日まで継承してきた
愛好家の方々へのインタビュー24編を収録しています。
産経新聞(2021/11/21)に書評掲載あり。

 

 

【図書館員の注目本】

 

木のもの:楽しむ工夫 ✖ 木工作家・ブランド27 基礎知識
建物・家具・食器など、木はわたしたちの生活に
欠かせないものとなっています。
暮らしを支える身近な素材だからこそ、
自分に合った選び方や取り入れ方で楽しみたいものです。
本書は、材質や加工の種類、上手な使い方などを紹介します。

 

クィア・シネマ・スタディーズ
クィアとシネマをめぐるさまざまな観点や
手法によって執筆された各種映画についての論考を、
クィア・シネマとクィア・スタディーズの
ふたつの領域を横断する思考・実践の
アーカイヴとしてまとめた1冊です。

 

マイロのスケッチブック
月初めの日曜日、マイロは電車に乗っておでかけします。
乗客たちの生活を想像するマイロですが、
当たっているのでしょうか?
電車を降りるとき、マイロはあることに気づきます。
マイロがどこへおでかけしているのか、想像して読んでみてください。

 

 

ほか全25冊、ぜひご利用ください。

 

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2022年3月3日

NEWS 図書館からのお知らせ杉 並


杉並図書館員推薦図書コーナー 3月

杉並図書館員推薦図書コーナーを入れ替えました。

展示されている本は貸出可能です。

詳細は、DVD架横の杉並図書館員推薦図書コーナーをご覧下さい。

全8冊です。

 

〈女子美OG ましませつこさんの著作〉

『「へてか へねかめ」おふろでね』

 

〈女子美OG なかやみわさんの著作〉

『そらまめくんのおやすみなさい』

 

『Christian Boltanski : faire son temps』

 

『Cosmo‐Eggs|宇宙の卵 : コレクティブ以後のアート』

 

『子どもの本から世界をみる : 子どもとおとなのブックガイド88』

 

『美術館って、おもしろい! : 展覧会のつくりかた、働く人たち、美術館の歴史、裏も表もすべてわかる本』

 

『西洋絵画のみかた : 語れるようになる』

 

『こんとん』

 

2022年3月2日

TEACHERS' SELECTION 先生の本棚から


摘読録ーーMy favorite words 第37回

女子美術大学 名誉教授 北澤憲昭

 

ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れゆく舟をしぞ思ふ

――よみ人しらず『古今和歌集』(10世紀初頭)

 

ピーター・J・マクミランが、『朝日新聞』に連載中の「星の林に」で、この歌を次のように英訳していた(2022年1月16日朝刊)。うつくしく、また正確な訳だと思う。

 

At the break of day

I watch in deep thought

a boat hidden by an island

at Akashi no Ura

in the morning mists.

 

ことに目を引くのは“I watch in deep thought”という詩句だ。これは、もとの歌の5句「~しぞ思ふ」にあたるわけだが、『万葉集』に多くみられるこの言い回しは、たいていの場合、遠く離れているひとをしみじみと思う意味で用いられている。こうした用例を踏まえつつ、片桐洋一は『古今和歌集全評釈』で次のように述べている。

 

「しみじみと思う」対象は、単なる舟ではなく、まさに「嶋に隠れ行く舟」であり、作者の目は、「朝霧」の中に姿を消してゆく「嶋隠れ行く舟」を包む景を情趣的にとらえている

 

舟を追う視線は、その姿を明視することはかなわない。霧のまといつく視線は焦点を定めがたい。「情趣的」とはそのような視覚的イメージを言い当ている。霧の奥へと漕ぎ進みつつ、舟がやがて島陰に隠れてゆく、その一部始終を見ていたとしても、視覚は常におぼつかなく、しかも、この経験が歌としてかたちを成すときには舟の姿はすでに網膜上には存在しない。記憶に由来するイメージとして思い浮かべるほかない。“in deep thought”という言い回しは、こうした消息を伝えてもいるように思われる。これは、片桐が「包む景」という印象的な言い回しをしたゆえんでもあるにちがいない。

 

このように考えてくると、霧の奥へとフェイドアウトしてゆく舟は「見ること」から「想い描くこと」へと視線を導く仕掛けであり、見方を変えれば外界から内界へのスウィッチのように思われてくる。その境にことばの舟はたゆたっている。明石の浦が畿内と畿外を分かつ境界を成していたことを、ここに重ねてみてもよいだろう。

 

つまり、「島隠れゆく舟をしぞ思ふ」という句は、ふたつの世界を連接しているわけだが、この連接を可能にしているのは朝霧にほかならない。霧は、これらふたつの世界を成立たせつつ、それらを包み込んでいる。霧はふたつの世界を分け隔てつつ、ふたつの世界にわたってただよっている。

 

だから、想い描かれる舟の姿もまた、眼に映る姿と同じく曖昧に輪郭をぼかされている。遠ざかる舟の水脈[みお]は「見ること」から内的な「想い描くこと」へと折り返してゆく行路と重なるのだが、そこに立ち現われてくる想像の舟も霧のなかへ消え去ろうとしている。消え去ろうとして消え去ることなく、あたかも「ゼノンの矢」のように、いつまでもそこにとどまり続けている。

 

「島隠れゆく舟」が、霧の奥へと視線を誘い込んだあとには薄あかるい霧の光景だけが残される。そのとき、視界をうっすらと覆う水蒸気は、視線と共に身をも包み込まずにはいない。視線を吸い込む霧は、視線を伝って身に迫る。こうして、ひんやりとした“the morning mists”に身を包まれる感覚がもたらされる。

 

一首の眼目は去りゆく舟である。遠ざかりながら、決して消え入ることのない舟のヴィジョンこそ一首の鑑賞の尽きるところである。しかし、そうだとしても、一首をめぐる思いは鑑賞を越えて、さらに遠くへといざなわれずにはいない。舟も島影も霧の奥に消え去り、すべての形象が消滅するところへと思いは惹きつけられてゆく。そして、一首の眼目は、舟も島も、そして、それらを眺める身をも包み込む朝霧へと徐々に転じてゆく。

 

動きつつとどまりつづける舟の残影をうっすらと宿すほのかな朝霧、その立ち籠める水蒸気にまつわる「物質的想像力」(ガストン・バシュラール)が、消え去ろうとする形象の彼方で、わたしたちを待ち構えているのである。

 

2022年2月18日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


2/4 新着図書

【図書館員の注目本】

 

女性の生きづらさとジェンダー:「片隅」の言葉と向き合う心理学
フェミニズム運動のなかでも
可視化されにくい問題や
当事者たちの声を取り挙げ、
このような問題が個々の人々や
環境だけに起因するものではなく、
わたしたち一人ひとりが構成する
社会全体の問題であることを改めて感じさせます。

 

ウスビ・サコの「まだ、空気読めません」
何気ない言葉やしぐさの含意、無宗教という宗教観、
形骸化したおもてなしなど、日本での暮らしのなかで
感じてきた疑問と考察を綴った1冊。
私たちがあたりまえのように触れてきた、
ちぐはぐな文化や社会を浮き彫りにします。

 

江戸東京草花図鑑
東京で見られる在来種の植物のうち、
江戸時代以前から親しまれてきたものたちを掲載した図鑑です。
生えている環境や色でまとめられているため、
名前が分からなくても使いやすいのが特徴です。
A5判で持ち歩きやすいので、散歩のおともにもぴったり。

 

ボタニーペインティングBOOK:蓮の葉がくれる癒し:
エコ&上質な時間を過ごすおうちアート:はじめてでも簡単!

蓮の葉やインド菩提樹の葉に、
アクリル絵具で着彩するボタニーペインティング。
そこから生まれる作品は絵画・アクセサリー・インテリアなど
多種多様で、シンプルな制作方法でありながらも
表現の幅の広さを感じさせます。

 

絵本のようなお菓子:見て楽しむアイシングクッキー
誰もが一度は読んだことがある
絵本や童話のキャラクターを再現した、
アイシングクッキーやお菓子のおうちを紹介。
ベーシックなクッキーの焼き方や型紙、
アイシングの描き方が収録されています。
バレンタインにいかがですか?

 

 

ほか全25冊、ぜひご利用ください。

 

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2022年2月4日

EXHIBITION 展示杉 並


【終了】2021年展覧会をふりかえる!

展示場所:杉並キャンパス2号館1Fロビー

展示期間:2022年1月17日(月)~2022年3月19日(土)

 

 

女子美術大学図書館で、多く所蔵している展覧会カタログ。

今回は、2021年に都内で開催された展覧会の中でも、

注目すべきものをここに展示いたします。

ポスターやサインのデザインは、図書館サポーターの学生さんが。

展覧会評は、図書館サポーターの学生さんと、

図書館スタッフとで執筆しました。

 

 


 

 

コロナ渦が継続する中、開催自体が延期や中止となる展示、

 

あるいは会場に足を運べない・運びずらい状況も続いています。

 

美術・芸術はどのような役割を持つのか、問われ続けてもいるのでしょう。

 

 

 

例年より数を減らしながらも、

 

ふと、美術館で作品に触れたとき、胸を打つなにか。

 

あるいは会場に行かずとも、カタログを眺めながらやってくる、

 

気づきの時間があったりする。

 

あなたが好きな作家は、作品は、ありますか。

 

 

 


 

 

 

 


※杉並図書館では、
 開催中の展覧会カタログを、館内閲覧でお楽しみいただけます。
 また開催終了後は、ふつうの図書と同じく貸出可能となっています。
 カウンター正面の「展覧会カタログコーナー」、並びに「展覧会カタログ架」を、是非ご覧ください。

 

 

2022年1月31日

EXHIBITION 展示杉 並


【終了】2021年度所蔵 洋書大特集!

展示場所:杉並キャンパス2号館1Fロビー

展示期間:2022年2月3日(木)~2022年3月19日(土)

 

 

杉並図書館では、


ファッション・美術・デザインなどなど、


日々様々な洋書を購入しています。


今回は、2021年度に所蔵した洋書を大公開します!


是非ご覧ください。

 

2022年1月31日

NEW BOOKS 新着情報相模原


1/27 新着図書

【図書館員の注目本】

 

『作字作法 : 日本語文字デザインの思考とプロセス』
グラフィック編集部 /株式会社グラフィック社
文字を通じて何かが起きる! 先鋭的なデザイナーが「図画法」「修辞法」「工作法」の各方向から現代の作字がどのような発想やプロセスで行われるのかを教えてくれます。

 

『柳宗悦 : 民藝美しさをもとめて』
別冊太陽
名もなき工人たちの手から生まれた品物を「民藝」と呼び新たな美の価値を提唱した柳宗悦。美を追求し続けた七十二年間の生涯をたどります。

 

『アートで魅せる数学の世界』
岡本 健太郎 著 /技術評論社
「数学ができなくても楽しめる・数学がわかっても楽しめる」をモットーに、アートという観点から見た数学の美しさや楽しさをご紹介します。

 

『ユニバーサル・ミュージアム : さわる!”触”の大博覧会』
国立民族学博物館 編集 /小さ子社
「誰もが安心して楽しめる」という意味を込められ名づけられた「ユニバーサル・ミュージアム」と「ユニバーサルな社会」の実現を目指した、昨年9月2日~11月30日に開催された展覧会の図録。
「視覚」だけではない作品鑑賞の仕方を「触る」を起点に様々な手法を探ります。

 

他全56冊

 

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2022年1月27日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


1/27 新着図書

【女子美OGの本】

 

ゆめぎんこうちいさなおきゃくさま
ぺんぺんともぐもぐが営むゆめぎんこうでは、
眠っているあいだに見る「ゆめ」を、
アメにして売ったり買い取ったりしていますが、
ある日、わるいゆめばかり見て眠れないという
おきゃくさまがやってきて…。
作者は女子美卒業生のコンドウアキさんです。

 

 

【書評に取り上げられた本】

 

えきべんとふうけい
おさかなの形をしたランチャーム(醤油さし)が、
電車で旅をしながら乗客のお弁当をのぞき見。
見開きで描かれた車窓からの開放的な景色と交互に、
有名な駅弁がたくさん登場します。
気軽に旅ができない今こそ読みたい1冊。
産経新聞(2021/12/26)に書評掲載あり。

 

 

【図書館員の注目本】

 

MdN新世代デザイナーズファイル:
一流アートディレクターが推薦する気鋭の91人

若手デザイナーの仕事を、推薦文とともに紹介。
世代や国境を越えて発信が行えるインターネットという、
ある意味フラットな環境で、アイデンティティを築き上げてきた
新世代のデザイナーたちの今が見えてきます。

 

デザイン3000
ウェブ・書籍・ポスター・DM。
レイアウトや配色がしっくりこない、
ロゴってどうやって作ればいい?
他のパターンも見たいかも…という時に
パラパラめくるだけでヒントを与えてくれる、
定番デザインの辞書です。

 

なぜあなたは自分の「偏見」に気づけないのか:
逃れられないバイアスとの「共存」のために

物事に対する偏った見かたをもたらすバイアスは、
誰もが持ちうる性質です。
本書は、自覚しづらく
認めることが容易ではない自分の偏見と、
どのように付き合っていけばいいのか
考えるきっかけを与えてくれます。

 

 

ほか全25冊、ぜひご利用ください。

 

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2022年1月27日

EVENT イベント開催のお知らせ


【終了】カルラン・トレンドセミナーのお知らせ

例年大好評をいただいておりますカルラン・トレンドセミナーを以下の日時にオンライン(ズーム)で開催いたします(詳細はアクティブ・アカデミー等で1月にご連絡いたします)。

 

日時:2022年1月27日(木) 13:20~14:50 @ZOOM

 

デザイン系だけでなくファインアート系や理論系所属の学生さんまで、どなたでも得るものがあるセミナーだと考えております。

 

ぜひご参加ください。

 

<内容>


本セミナーでは日本企業へ提供している最新のデザイン&カラートレンド情報を学生の皆様にお届けします。
70年以上の歴史を持つCARLINによるトレンド分析の情報は、デザインアイディアの発想はもとより、社会を
読み解くためのマインドセットとしても役立ちます。
今日「デザイン」という言葉の概念が広がり、世の中の潮流をどのような視座で捉え、解釈し、表現することが出来るのか。
その重要性は益々高まるばかりです。
新しいテクノロジー、人々の志向性の変化、横断的なデザイン情報と共に皆様の知見を組み合わせることで、様々な未来の可能性を考察します。

 

 

2022年1月27日
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