7月・8月の杉並図書館・特集コーナーのテーマは
「ときめく夏」です。
今年も猛暑、夏真っ只中です。そんな蒸し暑さも涼やかに乗りきれるような夏を満喫できる、風物詩を取り上げます。
毎日創作活動に励む女子美生。長いまとまった休みのとれる貴重な時間を有意義に過ごしてほしいと思いました。
今回紹介する本を通して様々な“ときめき”に出会えたら幸いです。そして皆様の今後のクリエイティブな活動への新たなイマジネーションの発見に繋がることを願って紹介できればと考えます。
ここではその中の4冊を紹介いたします。
——————-PICK UP——————–
①『夏着物の文様とその見方:大正・昭和の涼をよぶ着物の素材、織り組織、文様の意味がわかる』
夏着物は涼をよぶデザインの宝庫です。大正・昭和とつづく当時は、素材の織り方を工夫し、そこに涼しそうに見える文様を添えるという方法がとられました。その特徴的な着物の素材、そして織り方などの技術も紹介し、資料的にも価値の高い内容を目指した書籍です。
コラムとして大正・昭和の美人画や着物の着付けも紹介。また、その解説の多くには、英語訳も同時に並記しています。日本の文化や着物について知りたいという外国人や、着物について英語で説明したいという方にとっても、使い勝手の良い貴重な資料となります。
②『一年中おいしいアイスデザート』
夏だけにとどまらず、一年を通じて楽しめる冷たいデザートのレシピを提案しています。季節の果物や野菜を使ったスムージー、グラニテ、フラッペやかき氷など、ローカロリーで甘さ控えめ、素材のうまみが前面にでる氷菓のレシピも記載。
カバーの写真だけでも鮮やかで、手に取ってみたくなります。中のレシピの写真も色とりどりでわくわくさせてくれます。さっそく何か作ってみてはいかがでしょうか?
③『Casa BRUTUS 特別編集 古今東西 かしゆか商店』
眺めているだけでも心が動かされる、日本の美しい手仕事を巡る旅。日常を少し贅沢にするもの、日本の風土が感じられるもの。そんな手仕事を探し、北海道から沖縄まで日本各地に伝わる古今東西のものづくりの現場を、訪問しています。
鹿児島のきらびやかな【薩摩切子の猪口】、福岡の儚く美しい【線香花火】、岐阜の涼をやさしく運ぶ【ガラスの風鈴】など夏を感じる名品も紹介。
本書連載にて18年から巡ってきた47都道府県の旅の足跡を辿りながら、日本の職人たちの伝統工芸の「粋」と美しい手仕事の魅力をお届けします。
④『カラープラス 箱根(COLOR PLUS)』
とにかくきれいな写真がふんだんに載せられた鮮やかでカワイイ旅のガイドブック。杉並図書館にはシリーズで全国各地の『カラープラス』を揃えています。
編集部が現地で見つけた、“かくれたステキ”も紹介。感動的な景色、食べたいグルメ、体験してみたいコトなど全部叶えられるような内容が、小さく持ち運べるサイズの本書にギュッと閉じ込められています。
箱根編での旅は、温泉街×着物で箱根湯本めぐりや、フォトジェニック×空間が素敵なミュージアム、彫刻の森美術館で大自然とアートを満喫するコースがおススメです。
他 全21冊、雑誌以外はすべて貸出可能です。
※卒制貸出・図書館サポーター・教職員の方は雑誌も借りられます。
図書館カウンター横 特集コーナーをぜひご覧ください。
2025年7月14日