【書評に取り上げられた本】
『自由が丘画廊ものがたり : 戦後前衛美術と画商・実川暢宏』
金丸裕子 著
毎日新聞(2024/02/10)掲載
【図書館員の注目本】
『「標本」の発見 : 科博コレクションから』
国立科学博物館 編著
『透明水彩の教室』
あべまりえ 著
他 全24冊、ぜひご利用ください。
↑ 書名をクリックすると資料情報がご覧いただけます♪ ↑
https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

ニュース
【書評に取り上げられた本】
『自由が丘画廊ものがたり : 戦後前衛美術と画商・実川暢宏』
金丸裕子 著
毎日新聞(2024/02/10)掲載
【図書館員の注目本】
『「標本」の発見 : 科博コレクションから』
国立科学博物館 編著
『透明水彩の教室』
あべまりえ 著
他 全24冊、ぜひご利用ください。
↑ 書名をクリックすると資料情報がご覧いただけます♪ ↑
https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

展示期間:2024年8月1日(木) ~ 2024年11月22日(金)
展示場所:相模原図書館 1階 展示スペース
日常生活に癒しを求めてペットを飼っている方も多いと思います。
動物と人間の関りは古くからあり、絵画の中でもよく描かれています。
今回はそんな動物を題材にした絵画資料の展示を行います。
愛らしく描かれた子犬、戯画の中のユーモア溢れる猫など、
私たちにも馴染み深い犬と猫を主題にした、さまざまな作品を集めました。
また、絵画の中の動物は特別な意味を持って描かれる場合もあります。
絵の中の動物たちから時代の背景なども考えてみると新たな発見があるかもしれません。
展示期間:2024年8月1日(木)~2024年9月30日(月)
展示場所:杉並キャンパス2号館地下1階 図書館ギャラリー

現在、杉並図書館内では学生展示「戦争 見る知る聞く」を開催中です。
今回の展示は、図書館サポーターさん2名が、企画発案から、選書、ポスターまで作成してくださいました!
「戦争 見る知る聞く」展示ご挨拶
戦争についての本は、あまり読む機会が少ないと思います。
教科書で習った事以外にもきっと知らなかった情報があるはずです。
今回の企画を機に、ぜひ読んでみてください。


©大川砂由里
今回の展示には、図書館サポーターさんが選書した本とともに、2001年よりパレスチナを訪れ、撮影を行ってきた写真家・大川砂由里氏の作品を展示しております。
ご来館の際は是非「戦争 見る知る聞く」展示をご覧ください。
2024年8月1日展示期間:2024年8月1日(木)~9月30日(月)
展示場所:杉並キャンパス2号館地下1階 図書館内 自動貸出機横

現在、杉並図書館内では学生展示「保育と美術」を開催中です。
今回の展示は、展示「旅することは生きること」を企画して下さった図書館サポーターさんが、今回も企画発案から、選書、ポスターまで作成してくださいました!
「保育と美術」展示ご挨拶
みなさんは、子供の頃から美術が好きでしたか?
美大に入学している皆さんであれば、小さい時から美術に親しんでいた方が多いと思います。
私自身、幼稚園の頃を思い返すとクラスの中で常に絵を描いたり、折り紙を折ったり、粘土をこねたりしていた記憶があります。
子供の発達過程において、造形というのは非常に重要なものです。幼いころから創造性を養うことで、大人になった時の成長につながるのです。
今回の展示では、子供にとって美術がどういったものなのか、保育をする上で何が重要なのかについての本を集めました。
ぜひ子供の時の自分を思い返しながら読んでみてください。

すべて貸出可能ですので、ご来館の際は是非「保育と美術」展示をお楽しみください!
2024年8月1日
【図書館員の注目本】
『デザイナーが最初の3年間で身につけるチカラ』
NASU Co.,Ltd.著
『古代ローマ解剖図鑑 : 建国から滅亡まで超巨大国家のすべて』
かみゆ歴史編集部編集
『横濱建築 : 記憶をつなぐ建物と暮らし』
中井邦夫建築監修
他 全61冊、ぜひご利用ください。
↑ 書名をクリックすると資料情報がご覧いただけます♪ ↑
https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1
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【図書館員の注目本】
『Givenchy catwalk : the complete collections』
Alexandre Samson, Anders Christian Madsen
『つい人に話したくなる名画の雑学』
ヤスダコーシキ 著
『季節の行事といまどきのしつらい手帖』
いとよし 著
他 全22冊、ぜひご利用ください。
↑ 書名をクリックすると資料情報がご覧いただけます♪ ↑
https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

女子美術大学 名誉教授 北澤憲昭
というわけで、民主主義には二度万歳をしよう。一度は、多様性を許すからであり、二度目は批判を許すからである。ただし、二度で充分。三度も喝采する必要はない。三度目の喝采に値するのは「わが恋人、慕わしき共和国」だけである。
――E.M.フォースター/小野寺健訳「私の信条」(1938)、『フォースター評論集』(岩波文庫、1996)所収
民主主義について考察した前段を承けてフォースターは、こう述べている。「多様性 variety」と「批判 criticism」とを許すという二点に民主主義の価値を集約しているわけだが、これらはフランス革命のスローガンとして知られる「自由、平等、友愛」のうち「自由」と「平等」にかかわっている。自由と平等を実現するには「多様性」と「批判」に対する社会的寛容が必要だからである。「多様性」は「自由」と「平等」の前提をなし、「批判」はこれらを保持しつづけるための手段となる。
だが、民主主義を支える「自由」と「平等」は背反する関係にある。自由の一途な追求は人間同士の「平等」な関係を歪めずにいない。逆に「平等」の追求は「自由」を制限せずにはいない。経済的利益の追究に焦点を絞り込む新自由主義が政治の介入を忌み嫌って「小さな政府」を望むゆえんである。新自由主義信奉者たちのこうした意向に応ずる経済政策が、巨大な経済格差を生じさせる契機となったことはいうまでもない。
「小さな政府」志向はCOVID-19のパンデミックによって幾分か是正されたとはいえ、格差の解消にはほど遠い状況だ。AIが人間の知能を追い越す技術的特異点[シンギュラリティ]の到来は、労働からの疎外状況を深化させつつ、経済格差を更に増大させずにはおかないだろう。「自由」が「平等」を蔑ろにする動きは、今もなお続いている。
このような「自由」と「平等」の関係に調和をもたらそうとする発想が、スローガンの最後に置かれている「友愛」だ。友愛の精神は「自由」と「平等」のバランスを社会にもたらさずにいないはずだからである。ひとくちに「自由、平等、友愛」というが、フランス革命のスローガンはこういう構造を内在させているわけだ。
では、フォースターは「友愛」について、どのような考えを懐いていたのだろうか。これについては「わが恋人、慕わしき共和国」という引用句がヒントを与えてくれる。
☆
このフレーズはアルジャーノン・チャールズ・スウィンバーンの詩集『日の出まえの歌 Songs before Sunrise』(1871)のなかの「ハーサ Hertha」から引かれている。この詩人は、今日ではあまり重視されていないように思われるが、かつてオックスフォードやケンブリッジの学生たちのあいだで人気の高い詩人であった。フォースターもケンブリッジのキングス・カレッジの学生だった二〇世紀の初頭にスウィンバーンの詩にふれたのだろう。
この詩集でスウィンバーンはイタリアの国家統一運動に心を傾けつつ、共和制への熱い思いを謳い上げている。彼にとって共和国とは政治体制といよりも一種の心的状態であり、もとめられているのは精神の共和国であった。「わが恋人、慕わしき共和国」という詩句をフォースターが引用した理由は、おそらくここにあった。ではフォースターにとって精神の共和国とはどのようなものであったのか。
これについて考えるきっかけを与えてくれるのは、上に掲げたくだりのあとの方に見いだされる「私は貴族制度の価値を信じる」ということばだ。
共和制というのは、一部の権力者や支配階級のためではなく、構成員のすべてにかかわる価値を追求する政治体制のことだから、それが民主制と親和性をもつのは当然である。「私の信条」にも民主制と共和制を同義のように用いている箇所がある。だが、共和制は「貴族制度」と相容れないわけではない。これは古代ローマの共和制において一目瞭然だ。その初期において国政の中枢にあったのは、市民によって構成される「民会」ではなく、貴族階級から選出された執政官と、同じく貴族階級から選ばれる元老院だったのである。
そればかりではない。前509年に王を追放したあと、ローマ人たちは自分たちの国を「公共のもの」を意味するres publicaと呼び、これが英語のrepublicやフランス語のrépubliqueの語源となったのだが、この名称には、民主制への警戒感がはらまれてもいた。その当時、民主制は衆愚政治への傾きにおいて捉えられており、これはプラトン、アリストテレスまで遡る見方であった。裏返していえば、伝統的教養を身につけた貴族階級は、公共のための善政を行う可能性が一般の人民よりも高いと考えられていたのである。
執政官(元首)、元老院、民会による混合政体であったこともさることながら、ローマ人たちが「共和制」の名を選んだ背景には、こうした民主主義観が控えていたわけだ。
☆
ただし、急いで断っておかねばならないが、フォースターのいう貴族制は、世襲的な特権階級を戴く政体の意味ではない。彼は、こう書いている。「私の頭にあるのは地位とか権力にもとづく力の貴族制度ではなく、感受性がゆたかな人びと、思慮のある人びと、勇気のある人びとを基盤とする貴族制度なのだ」、と。そして、こう続けている。「彼らが体現しているのは真の人間的伝統であり、残酷と混乱にたいするわれら変人仲間の永遠の勝利なのだ」と。「真の人間的伝統」は性善説的な人間観に根ざすものであり、それはまた、「人文学的教養」としての知性の伝統でもあるだろう。フランス語でいうところの「ユマニテhumanité/humanités」である。
フォースターの性善説は、たとえば「たいていは、政治屋のばあいでさえ、信義は守り「たい」と思うものだ」という一節にうかがうことができる。この一節に続けて彼はこう書いている。
だからこそ、われわれはそれぞれのささやかな灯りを、たよりなく震えているささやかな灯りをかかげて、自分の灯りだけが闇のなかで輝く唯一の灯りではないことを、闇が負かすことのできない唯一の灯りではないことを信じられるのである。
「われら変人仲間」といっているが、「変人」という自己規定は現状への対抗的な姿勢を示し、「仲間」というのは、ゆたかな感受性と思慮深さと勇気を共有する個人と個人の関係を指す。フォースターは、「信頼に値する人間」同士の「個人的な人間関係」によって、「現代の混乱にも多少の秩序をもたらすこと」が可能であると考えていたのだ。こうしたスタンスは、同じエッセイにみえる次のことばに端的に示されている。
国家を裏切るか友を裏切るかと迫られたときには、国家を裏切る勇気をもちたいと思う。
☆
彼が価値をみとめる「変人」たちの「貴族制度aristocracy」とは、語源的な意味におけるそれ、すなわち「最善の(aristos)者による支配(kratos)」のことであった。暴力と浅慮が支配する世の中にあって、最善の人びとは「変人」として遇されるほかないのである。
また、フォースターのいう「貴族制度」における支配は権力の発動を伴わない。支配とはいいながら統治することでさえない。あくまでも社会に「多少の秩序をもたらすこと」が「変人」貴族たちに課されたミッションなのだ。
では、そこにもたらされるべき秩序とは、いったいどのようなものなのだろうか。
これを一言でいうのは難しいが、共和制のスローガンに照らして考えるならば、とかく確執をかもしがちな「自由」と「平等」のあいだを調停することであり、秩序の原理は、第三番目のスローガン「友愛」にかかわると考えることができる。フォースターの想い描く「貴族制度」、ユマニテの香気につつまれた信頼すべき個人と個人の関係から成りたつアソシエーションのイメージは「友愛」の語を呼び寄せずにおかない。精神の共和国における友愛の貴族制、思うに、これがフォースターの求めるところであった。
だが、フォースターは夢想家だったわけではない。彼は、この世の根柢に「力Force」が潜んでいることを知っていた。権力と、それを体現する暴力装置――軍や警察――なくしては社会が保ちがたいことを心得ていた。そして、このような「力」の発動が抑えられている状態を彼は「文明」と呼ぶのである。フォースターは最も良質な意味でリアリストであった。
最後に、もういちど「私の信条」から引いておくことにしよう。フォースターは、裏切り、略奪、威嚇、殺戮、侵略など現代の国家間の行動の低級さを指摘したうえで、こう書いている。
これでは未来に希望はない。もっとも、闇が深ければ深いほどかぼそい灯りはかがやき、「とにかく、おれはまだ生きているぞ。おれはこんなのは嫌だが、きみはどうだ」と声を掛け合って、励ましあうのだが、わが貴族たちの灯り、不敗の軍隊の信号灯が消えることはない!「こっちへ来いよ、楽しめるうちに楽しんでおこう」彼らはこんな信号もしているのだろう。
このエッセイが発表されたのは1938年、ナチス・ドイツがオーストリアを併合し、ユダヤ人迫害が開始された年のことであった。
執筆 2024年7月14日
2024年7月22日【書評に取り上げられた本】
『世界の食はどうなるか :
フードテック、食糧生産、持続可能性』
イェルク・スヌーク, ステイファン・ファン・ロンパイ 著
野口正雄 訳
日本経済新聞(2024/04/06)掲載
『高くてもバカ売れ!なんで? :
インフレ時代でも売れる7の鉄則 (SB新書:645)』
川上徹也 著
読売新聞(2024/05/19)掲載
『漫画の未来 : 明日は我が身の
デジタル・ディスラプション (光文社新書:1298)』
小川悠介 著
東京新聞/中日新聞(2024/06/01)掲載
他 全22冊、ぜひご利用ください。
↑ 書名をクリックすると資料情報がご覧いただけます♪ ↑
https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

元図書館サポーターの鈴木優里香さんより個展のご案内をいただきました!
本棚を描いたイラストのシリーズ作品「本棚は語る」。新作を含めた30点のイラストが展示されるそうです。


会場:御茶ノ水ソラシティ「Gallery蔵」
会期:2024年8月31日(土)-9月1日(日) 11:00-18:00
※9月1日(日)は17:30まで
★アーティストトーク:「本棚は語りきれない」★
2024年8月31日(土) 13:00-14:00
お茶ナビゲート 書棚前にて開催 無料・申込不要
「制作の裏話や大好きな紙の話まで、作品だけでは語りきれないお話をお届けします。」
キャッチフレーズは「本棚は『心の肖像画』。」!
上手い!
さすが元図書館サポーター!
図書館内にDMを置いてありますので、ぜひお持ちください。

2024年7月15日
杉並図書館員推薦図書コーナーを入れ替えました。
展示されている本は貸出可能です。
詳細は、カウンター前の杉並図書館員推薦図書コーナーをご覧ください。
全7冊です。
〈女子美OG 天野聡美さんの著書〉
『おなかのプール』
〈女子美OG 水谷さるころさんの著書〉
〈女子美OG 石橋真樹子さんの著書〉
『でんしゃがきた!』
〈女子美OG Makikoさんの著書〉
〈女子美OG 中村一般さんの著書〉
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