先生方と図書館スタッフ5名の推薦図書を掲載しました。
石井拓洋先生推薦 『記号論への招待』(池上嘉彦 著)
大﨑綾子先生推薦 『色のまなび事典』(茂木一司、手塚千尋 編)
杉並図書館スタッフY.Nさん推薦 『Wilder mann』(シャルル・フレジェ著)
渡辺憲一先生推薦 『オリーブの罠』(酒井順子 著)
杉並図書館スタッフK.Mさん推薦 『さかなのなみだ』(さかなクン著)
ぜひご覧ください。
2018年7月31日
ニュース
先生方と図書館スタッフ5名の推薦図書を掲載しました。
石井拓洋先生推薦 『記号論への招待』(池上嘉彦 著)
大﨑綾子先生推薦 『色のまなび事典』(茂木一司、手塚千尋 編)
杉並図書館スタッフY.Nさん推薦 『Wilder mann』(シャルル・フレジェ著)
渡辺憲一先生推薦 『オリーブの罠』(酒井順子 著)
杉並図書館スタッフK.Mさん推薦 『さかなのなみだ』(さかなクン著)
ぜひご覧ください。
2018年7月31日
アート・デザイン表現学科 非常勤講師
山嵜一也
◆推薦図書
『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』(光文社新書)
大鐘 良一 (著), 小原 健右 (著)
なぜ、女子美生に宇宙飛行士にまつわる本を薦めるのか?そのなぞを解き明かすべく内容を紹介していきたい。
この本は宇宙飛行士選抜試験、最終選考過程を追ったドキュメンタリーである。2008年にJAXA(ジャクサ。独立行政法人・日本宇宙航空研究開発機構)によって発表された宇宙飛行士募集・選抜は日本では実に10年振りのことであった。
それ以前、選抜試験に取材を受け入れたことはなく、執筆陣であるNHK取材班の粘り強い交渉の上に実現し、この本が誕生したのだ。
宇宙飛行士に応募した963人のうち、最終試験に残った10人の候補者の紹介からこの本は始まる。2009年1月に始まった最終選考に残った候補者は、飛行士や医師など様々な専門性のバックグラウンドを持った働き盛りの20~30代である。最終選考期間は2週間。国内のJAXAで9日間、アメリカのNASAで7日間におよぶハードな試験に挑む。
審査は、筑波宇宙センター内に国際宇宙ステーションを再現した「閉鎖環境施設」から始まり、全ての行動をカメラで監視される。時にはグラスを片手にしたレセプションパーティーの一挙手一投足までもが対象となる。すなわち、審査には取り繕うことの出来ない素の自分で臨まなければならない。人間性こそが宇宙飛行士になることへの大切な素養であることを読者に伝える。
この本を読むまで、私は宇宙飛行士とは知力と体力が備わった完璧な人、スーパーマンというイメージだったが、彼らに求められる大切な能力はコミュニケーションや人間性であることを知った。国際宇宙ステーションという、壁一枚のその先には空気のない、死と隣り合わせの閉鎖空間で共同生活を行うので、各人の専門的な能力はもちろんのこと、チーム内におけるリーダー型やフォロワー型など、その貢献度までもが重要な審査対象となる。
私はこのドキュメンタリーを読みながら、担当するアート・デザイン表現学科のグループワーク授業を思い出した。毎年4月に2年生になったばかりのアート・デザイン表現学科の全領域(メディア、ヒーリング、ファッションテキスタイル、アートプロデュース)の学生がグループを作り、杉並区とコラボレーションする授業。それまでの人生で各自がコツコツ絵を描いたり、作品を制作していたのに、いきなりグループワークという未知の世界に放り出される授業。それゆえ、毎年多くの学生が他者とのコミュニケーションを必要とする制作環境に苦労する。それは、きれいな絵が描ける、グラフィックソフトを扱える、プログラミングを組める、とは違った能力を試される授業である。
実際、宇宙飛行士選抜試験にも、最終選考に残った10人を2つのグループに分け、ロボットを制作するという課題が審査される。国際宇宙ステーションで暮らす宇宙飛行士の“心を癒す”ロボットを制作する課題。センサー、モーターなどを含むブロックは小型コンピューターにケーブルでつながり、パソコンソフトからプログラミングを書き込むことが出来る。
12時間という限られた時間でのグループワーク。順調に作業が進むと思いきや、中間発表で審査員から厳しいダメ出しを受ける。これは、あえて受験者に負荷をかけ、そのパニック状態をどう切り抜けるかをみるためのものだ。宇宙空間という限られた空間や資源の中で緊急事態への対応力を審査する。
残り少ない時間の中、最終プレゼンテーションに向けて受験者たちは悩む。未完成の危険はあるものの審査員を要求にこたえるべく、粘るか?もしくはとにかく完成を優先させ、妥協点を見つけるか?リーダーとメンバーが一緒になって方向性を決めていく。このロボットで表現したいコンセプトは?作業の優先順位は?限られた時間の中で決断していく。
ちなみに、女子美客員教授であり宇宙飛行士の先輩である山崎直子先生もこの本に登場する。憧れの人を前にした子供のような振る舞いの受験者の様子が描かれる。しかし、憧れだけで宇宙飛行士にはなれない。生命の危機にさらされる確率も高い職業としてはもちろんのこと、宇宙飛行士として選ばれたとしても宇宙飛行を体験せずに引退する人も少なくない。飛ぶまでに相当な時間を待たなければならない。「宇宙飛行士は待つのが仕事だ」とも言われるそうだ。宇宙飛行士という職業に対する覚悟が一貫して描かれているのもこの本のテーマである。宇宙飛行士選抜試験というのは、JAXAへの転職採用試験であり、宇宙飛行士への就職活動でもあるのだ。
なぜ、女子美生に宇宙飛行士にまつわる本を薦めるのか?それは宇宙飛行士になることと、デザインを生み出すことには実は共通点が多いと感じたからだ。この本は宇宙飛行士選抜試験のドキュメンタリーでありながら、デザイン、ものづくり、クリエイティブ環境で生きていく女子美生にも参考なる話が満載である。そして、美術大学から社会に飛び立ち、働くとは何かを考えるときにヒントとなる一冊と言える。
2018年7月30日
夏期休業期間中に杉並図書館のレイアウト変更・改修作業を行います。
現行のAVルームをグループラーニングルーム(仮)に改修、新規に展示架、個人学習用キャレルデスク、AV架、スツールを設置し、無線LAN増設を予定しています。
開館中(および一斉休暇期間)に作業を行うため、什器の搬入や固定の際の振動音等でご不便をお掛けいたしますが、予めご了承ください。
また、2号館1階ロビー改修により通行できない期間は、図書館北口からは入館できません。その際は南口からの入館をお願いいたします。
ご迷惑お掛けいたしますが、あわせてご了承ください。
図書館の開館日時につきましては図書館カレンダーをご確認ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
2018年7月27日【図書館員の注目本】
『国宝の解剖図鑑』
国宝が凄いことは知ってる、けれど「どう」凄いのかは知らない・・・そんな人へ、『○○の解剖書』シリーズに、国宝編が登場!
基礎知識から、国宝が数多く眠る寺院・神社の訪ね方まで、豊富なイラストで解説。展覧会や旅行の多いこの時期に最適です。
『「苔ボトル」 育てる 楽しむ 癒しのコケ図鑑』
近年テラリウムの人気から、観葉植物として注目が高まっている苔。その苔を、ボトルサイズで手軽にインテリア。風鈴を逆さまにして器とするなど、ユニークなアイディアも目を惹きます。
うだるように暑いこの夏、見た目にも涼やかな苔ボトルに癒やされてみませんか?
『デザイナーが未来に残したい私の3ヵ条』
グラフィック分野を中心に、デザインの最前線で活躍する14人のスペシャリストが、大切にしているルールや思いを「3ヵ条」に凝縮。珠玉のインタビュー集です。
「私を作った本と映画」のページもあるので、腰を据えて手を伸ばせる夏季休暇に是非。
『美しい世界の廃墟 朽ちてなお美しさを纏って蘇る廃墟たち』
端的にホラーと呼ぶには、恐怖だけでない感情を掻き立ててやまない廃墟。
確かに人がいたはずの痕跡が無常に朽ち果てていく様子は、不気味で、けれどどこか荘厳で叙情的な美しさも漂っています。
この本を通して、一風変わった世界一周を味わってみてはいかがでしょう。
『象徴と寓意 見えないもののメッセージ (ART GALLERY テーマで見る世界の名画 10)』
集英社創業90周年を記念して刊行されたシリーズの最終巻。
古来より人間が象徴や寓意で表現しようとしてきたテーマを、「生と死」「徳と罪」「自然と芸術」「運命と現実」の4つに分類して読解。シリーズが揃った今こそ、名画の世界に浸れるチャンスです。


他全60冊
2018年7月26日
書評(新聞)は関連リンクからご覧いただけます。


ヴィジュアルデザイン 林 規章 先生がアートディレクションを務める
女子美関連図書『デザインあ みるほん』をご紹介します。
NHK Eテレの人気番組「デザインあ」でおなじみのデザインを約600点収録。
“み”応えたっぷりのヴィジュアルブックです!
図書館1階(階段横)、女子美関連コーナーにて展示中です。
林先生の著書や、「デザインあ」関連図書も合わせてお楽しみください。
★関連図書
『言葉のかたちとデザイン記録集(資料ID:12080246 )』他 林 規章、他 著
『塑する思考(資料ID:14010652)』他 佐藤 卓 著
『デザインあ 解散!(資料ID:14006987)』 岡崎 智弘 著

また、東京・日本科学未来館では『デザインあ 展』が好評開催中です!
図書館で資料を読んでから行くか、体験してから読むか・・・?
公式HP『デザインあ展 in TOKYO』 2018/7/19~10/18 開催
ご来館お待ちしております!
2018年7月24日
【図書館員の注目本】
『書物の文化史』
何を目的に、どういうきっかけで書物が出現し、どのような機能を果たしてきたのか。
モノとしての書物(メディア)を通じ、「文献文化」「知の枠組み」を考察します。
『ウィンザーチェア 日本人が愛した英国の椅子』
18世紀前半からイギリスにおいて、「ウィンザーチェア」と呼ばれるようになった木製の椅子があります。
見た目はとてもシンプルですがどこか懐かしく、暖かい造りの椅子が並んでいます。
あなたが座ってみたくなるお気に入りの椅子はどれですか?
『動物の心 知性 感情 言葉 社会』
イソップ寓話を再演したカラス、大集団の中から自分の子を見つけるペンギンなど、動物の心に関する驚くべき発見をお伝えします。
家にいるペットの犬も、自分なりの知性を持った存在です。豊かな心的世界が見えてきます。
『GRANT WOOD AMERICAN GOTHIC AND OTHER FABLES』
グラント・ウッドの初期の作品から、成熟した絵画などを通して、芸術の全範囲を結集しました。
複雑で洗練された芸術家の作品をご覧いただけます。
『発達障害の人のための上手に「人付き合い」ができるようになる本』
生きづらさで悩んでいる、仕事の場面でつまずいてしまう、人とのコミュニケーションがうまくいかない方々に。
悩んで自分の殻に引きこもってしまう前に、ぜひこの本を開いてみてください。人付き合いのヒントがあるはずです。


他全72冊
2018年7月23日夏季休業中の相模原キャンパス⇔杉並キャンパス間の定期便は、火曜日のみの運行となります。
金曜日・一斉休暇中は運行いたしませんので、8・9月の運行は下記の通りとなりますのでご注意ください。
運行日 - 8月3日・7日・21日・28日
9月4日
(9月11日以降は通常運行となります)
ご不便をおかけしますがご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
2018年7月23日【書評で紹介された本】
『百貨店の展覧会』 〈朝日新聞 2018/04/21〉
漫画から文芸まで幅広い分野の展覧会を開催し、街のメディアとして大きな文化的役割を果たしてきた都心の百貨店。本書では昭和50年代から80年代にかけて開催された百貨店の展覧会とその背景を振り返り、昭和という時代をひもときます。
書評(新聞)は関連リンクからご覧いただけます。
【図書館員の注目本】
『デザインあ 解散!の解』
ブロッコリーも、いがぐりも、交通標識も、野球のボールも、みーんな「解散!」。モノをばらしてパーツ化することを「解散!」と呼び、観察・発見を楽しむNHK Eテレ「デザインあ」の人気コーナーが小さな絵本になりました。「解」「散」の2巻セットでどうぞ。
『世界遺産ル・コルビュジエ作品群 : 国立西洋美術館を含む17作品登録までの軌跡』
モダン建築として高い評価を受けながら、ル・コルビュジエ作品群が世界遺産に登録されるまでには、実に15年以上が費やされたそうです。大陸をまたいで17もの作品を登録するために奔走した著者が、その道のりと文化遺産登録の意義や実情を解説しています。
『中尊寺と平泉をめぐる』
2011年に世界遺産に登録された東北を代表する寺院、中尊寺と平泉周辺をめぐる旅ガイドです。コンパクトな本ながら、金色堂内陣巻柱や金銅華鬘といった文化財の写真も豊富に掲載。平安時代から伝わる美しい意匠が堪能できます。
『弾きがえる』
かえるにバイオリンの演奏を頼まれた3兄弟の顛末を描いた「日本のアンデルセン」久留島武彦氏の童話絵本です。市居みかさんののびやかな絵が、兄弟とかえるたちの応酬を生き生きと表現しています。

その他全39冊
詳細検索で「新着〇日以内」と入力すれば一覧がご覧いただけます。
http://lib.joshibi.ac.jp/mylimedio/search/search-input.do?mode=comp&nqid=1
2号館1階ロビーのガラスケース内で展示中の新着図書も貸出可能です。
気になる本がありましたら、カウンターまでお越しください。
杉並図書館員推薦図書コーナーを入れ替えました。
展示されている本は貸出可能です。詳細はカウンターに向かって左脇の
杉並図書館員推薦図書コーナーをご覧下さい。
全6冊です。
〈女子美OG なかやみわさんの著作〉
『やさいのがっこう : ピーマンくんゆめをみる』
『メディア工作ワークブック』
『まるごと本棚の本』
『世界の果てのありえない場所 : 本当に行ける幻想エリアマップ』
『下田直子の手芸術 : 手芸がどんどん楽しくなる54のお話とつくり方のコツ』
『かわいい浮世絵』
