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NEWS 図書館からのお知らせ杉 並


杉並図書館員推薦図書コーナー 6月

杉並図書館員推薦図書コーナーを入れ替えました。

展示されている本は貸出可能です。

詳細は、DVD架横の杉並図書館員推薦図書コーナーをご覧下さい。

全8冊です。

 

〈女子美教員 宮本由紀先生の著作〉

『メンタルに効く西洋美術 : 逆境にもくじけないアーティストたち』

 

〈女子美OG 宮野聡子さんの著作〉

『おかいものなんだっけ? 』

 

〈女子美OG 高木匡子さんの著作〉

『パステル画技法と表現力を磨く50のポイント:この一冊でステップアップ!』

 

『水族館の文化史』

 

『デザイナーになる! : 伝えるレイアウト・色・文字の大切な基本と生かし方 新版』

 

『ヤマザキマリの世界逍遥録』

 

『美術展の不都合な真実』

 

『イラストで学ぶジェンダーのはなし:みんなと自分を理解するためのガイドブック』

 

 

2022年6月8日

TEACHERS' SELECTION 先生の本棚から


摘読録ーーMy favorite words 第41回

女子美術大学 名誉教授 北澤憲昭

 

我れ其れ風と為[な]らん哉

――中江兆民『三酔人経綸問答』(1887)

 

『三酔人経綸[けいりん]問答』は三人の酔っ払いが国家の有りようについて語り合うという意味である。大の酒好きだった中江兆民に如何にもふさわしい題名だ。

 

ある日、「南海先生」のもとを訪れた「洋学紳士」と「豪傑君」が議論する趣向で政治談議が展開してゆく。簡単にいえば「洋学紳士」は民主主義を標榜するリベラル派であり、「豪傑君」は侵略主義のスタンスをとる。「南海先生」は両者のあいだにあってリアリズムの立場から仲をとりもつ。

 

この三人は兆民の内なる会話者であって、兆民の思想のダイナミズムを示している。背景となっているのは19世紀末、弱肉強食の帝国主義の時代だ。

 

  

「洋学紳士」は日本社会における「左翼」の原型とも目される人物で、徹底した非戦論の立場から国家の在り方を説いて倦むことがない。たとえば、彼は「自由を以て軍隊と為し、艦隊と為し、平等を以て堡塞[ほうさい]と為し、友愛を以て剣砲[けんぽう]と為すときは、天下豈[あに]当る者有らん哉[や]」という。自由、平等、友愛という大革命期フランスのスローガンを以て防備を固めれば、敵するものがあるだろうかというわけだ。理念を以て武器にかえる発想は、非戦論の極致を示している。

 

だが、この論はかなり浮世離れしてみえる。まんがいち侵略されたときはどうすればよいのかという問いがしぜんと浮かんでくる。「我れ其れ風と為[な]らん哉」は、それに対する彼の答えである。軍備撤廃に付け込んで侵略してくる者があったら、武器を手にせず、一発の弾丸も持たず、礼儀正しく侵略者を迎え入れればいい。そのとき彼らに為す術があるだろうか。「剣を揮ふて風を斬らんに、剣如何に鋭利なるも、風の飄忽茫漠[ひょうこつぼうばく]たるを奈何[いかん]せん」というのだ。わたし(たち)は風になろうではないか、と。

  

こうした考えの根柢にあるのは人間存在の普遍性への信頼であった。紳士は、だから「我れ今日[こんにち]甲の国に居る、故に甲国人なり。我れ明日乙の国に居れば、又乙国人ならんのみ。大劫会[だいごうえ]の期[き]未だ至らずして、我[わが]人類の故郷たる地球猶[な]ほ生活する間は、世界万国、皆我[わが]宅地に非ず乎[や]」というのである。「大劫会」すなわち世界の終末が到来せず、地球が生きてあるあいだは、国境を越えて大地はすべて人間の棲家たりうるというわけだ。

 

  

ウクライナ戦争の現実を思い併せると、「洋学紳士」の主張は取るに足らない理想論にみえる。彼も、このくだりを後段において「弾[たま]を受けて死せんのみ。別に繆巧[びゅうこう]の策[さく]有るに非ざるなり」とパラフレーズしている。

 

しかし、その主張は、同じウクライナ戦争によって力強い現実性を帯びもするのではないだろうか。ウクライナ戦争を介して核ミサイルによる第三次世界大戦の危機に直面している現在、防衛すべき対象は個々の国家などでは、もはやありえないからである。

 

地球のどこかで大規模な核戦争が起こったら、地球は膨大な煤煙に包まれ、大気はブラックカーボンによって汚染される。太陽光がこれによって遮断されるため平均気温は氷河期並みにまで下がり、降雨量も激減する。気温と降雨量が現状に復するまでには、かなりの年月を要する。

 

核戦争後の世界では、したがって農耕が困難を極めることになる。飢餓が全土に広がり、カニヴァリズムが横行するのは必定だ。しかも、放射線による病魔が絶えまなく人間を蝕んでゆく。「大劫会」の到来である。

 

このような状況にあって、核シェルターがいったい何の役にたつだろうか。それは苦痛を長引かせ死期をわずかに先延ばしにするものでしかありえまい。

 

  

ではどうすればよいのか。核戦争に至り着かない工夫をするほかない。

 

「洋学紳士」は、こうも言っていた。

 

僕の意に於て、我邦人が一兵[いっぺい]を持[じ]せず一弾[いちだん]を帯びずして、敵寇[てきこう]の手に斃[たお]れんことを望むは、全国民を化して一種生きたる道徳と為して、後来[こうらい]社会の模範を垂れしむるが為めなり。

 

武器も銃弾も持たずに、侵略者に殺されることを敢えて望むのは、全国民を生きた道徳として未来の手本としたいからだというのだが、このどうしようもない理想主義は、核戦争後の人類の境遇に照らすとき、不思議なリアリティを帯びてきはしないだろうか。護られるべきはこの地球であり、人間の集団なのだ。

 

最後にもうひとつ「洋学紳士」のことばを引いておこう。語釈は省く。ジョン・レノンの「イマジン」の歌詞を思い出してもらえば、それで充分だと思うので。

 

頭上唯[ただ]青空あるのみ、脚下[きゃっか]唯大地あるのみ。心胸[しんきょう]爽然[そうぜん]として、意気闊然[かつぜん]たり。唯永劫を永[なが]しとして、前後幾億々年所[ねんしょ]なるを知らず。始[はじめ]なく終[おわり]なければなり。唯大虚[たいきょ]を大[だい]なりとして、左右幾億々里程[りてい]なるを知らず。外なく内なければなり。

 

ジョンとヨーコの “Love & Peace”という能天気ともみえるスローガンは、「核抑止」信仰の愚劣さと釣り合っている。

 

 

  

※末尾の引用文にある「闊」は、原文ではサンズイを付す異体字。

 

 

2022年6月8日

NEWS 図書館からのお知らせ共 通


「朝日新聞クロスサーチ」のシステムメンテナンス

朝日新聞クロスサーチは以下の時間帯でシステムメンテナンスが実施されます。

【システムメンテナンス実施日時】
■2022年6月13日(月)17:00ごろ~19:00ごろ、すべてのサービスを停止します。
 ※並行稼働中の聞蔵Ⅱはご利用可能です。
ご不便をおかけして申し訳ありませんが、ご理解いただければ幸いです。

2022年6月8日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


6/2 新着図書

【書評に取り上げられた本】

 

奥能登半島
海外との接点として機能し、
経済・文化の最先端であった奥能登半島は、
過疎化が進んでいるかのように見えます。
しかし実際は、行事や文化は若い世代に継がれ、
移住者も増え活気に満ちています。
本書は、その空気感を石川直樹氏によって収められた写真集です。
東京新聞(2022/1/22)に書評掲載あり。

 

いつか:大竹彩奈画集
装丁画や化粧品のパッケージデザインを手掛ける
日本画家・大竹彩奈氏の作品集です。
絹本著色のやわらかな筆致や仄暗いライティングが、
的確に捉えられた自然な肉体美と相まって、
女性の持つ美しさを鮮明に描き出しています。
朝日新聞(2022/3/19)に書評掲載あり。

 

図説日本妖怪史(ふくろうの本)
古くより語り継がれているイメージの妖怪も、
実は最近生まれたものだったりします。
しかし、人類が文化や知恵を得た時から、
その理解を超え恐怖を煽るものは存在していた筈です。
本書は、古代から現代まで、
人々を恐怖させてきたものたちの歴史を紐解きます。
朝日新聞(2022/3/12)に書評掲載あり。

 

歴史を動かした重要文書:
ハムラビ法典から宇宙の地図まで:ヴィジュアル版

政治・科学・文化など、さまざまな分野において
強大な影響を与えてきた文書50点と、
それらにまつわるエピソードを図版とともに紹介します。
歴史的記録そして記録の保存という営みが、
人類の発展を支えてきたことに、あらためて気づかされます。
朝日新聞(2022/2/26)に書評掲載あり。

 

津田梅子:明治の高学歴女子の生き方(平凡社新書:995)
女子教育の発展に貢献した津田梅子と、
同じ岩倉使節団の一員である、山川捨松と永井繁子。
高い教養のある彼女らは、キャリア形成や
結婚の面においては別々の道を歩みました。
当時と現代のジェンダー観や勤労観を
照らし合わせながらその人生を振り返ります。
産経新聞(2022/3/6)に書評掲載あり。

 

 

ほか全25冊、ぜひご利用ください。

 

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https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

 

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2022年6月2日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


5/27 新着図書

【女子美教員の本】

 

魔法のことば:エスキモーに伝わる詩(日本傑作絵本シリーズ)
エスキモーの人々に伝わる詩から制作された絵本です。
かつて人間と動物の境が曖昧だったころの
「言葉」の力が描かれています。
本書は、絵を担当されている
本学元学長・名誉教授である柚木沙弥郎先生の、
生誕100年を記念して出版されたものです。

 

 

【女子美OGの本】

 

だれかさんのかたっぽてぶくろ
まこちゃんは散歩中に落とし物の手ぶくろを見つけます。
落とし主に届けるうちに、自分も手ぶくろを
無くしていることに気づきますが、
自分の手ぶくろは見つけられるのでしょうか?
作者は、女子美卒業生のすずきみほさんです。

 

いちごちゃんはやさいなの?(やさいのがっこう)
野菜の学校に通い始めたいちごちゃんは、
自分は果物なのだと思いこんで、
果物の学校へ転校しますが…?
野菜と果物の違いが、実の生り方にあることを
教えてくれる食育絵本です。
作者は、女子美卒業生のなかやみわさんです。

 

 

【書評に取り上げられた本】

 

踏切の世界(旅鉄books:051)
踏切の種類や部品の名前、
役割などの基本的な解説から、
ちょっと変わった踏切のある風景、
最新の踏切まで幅広く紹介されています。
写真が豊富ですが、著者のchokky氏の
YouTubeチャンネルでも、音や動きが楽しめます。
朝日新聞(2022/2/12)に書評掲載あり。

 

写真論:距離・他者・歴史(中公選書:123)
画像を含む写真は、約200年で発展した
比較的新しいメディアですが、
今ではもはや目にしない日は無いほど
身近な存在となりました。
その写真と社会の関わりや役割の歴史を、
さまざまな分野も交えながら解説します。
東京新聞(2022/3/26)に書評掲載あり。

 

 

ほか全25冊、ぜひご利用ください。

 

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2022年5月27日

NEW BOOKS 新着情報相模原


5/25 新着図書

【女子美関係者の本】

 

ヴァーミリオンの女 画家森田元子の生涯
井上 由理 著/平凡社
鏡に映る自分の姿を借りて、表現したい❝女性❞を四十年間描いた森田元子。厳しく内省を重ね、構想の人物を通して形体、線、色による造形の可能性を追い続けた生涯を伝える一冊。

 

 

【図書館員の注目本】

 

『図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか?』
須黒 達巳 著/ベレ出版
「目の前の物体(生きもの等)の名前は何?」……それを調べる作業を「同定」と言います。同定作業大好きな著者による、図鑑と同定を真剣に考えた1冊。図鑑の在り方を考えるきっかけに。

 

『女性の職業のすべて2023年度版』
女性の職業研究会 編/啓明書房
自分はどんな仕事に向いているのか? 必要な資格や学歴など、様々な角度から仕事の比較ができる一冊。自分をみつめながら、適職を選ぶことができます。

 

3.11とアーティスト 10年目の想像
竹久 侑 著/公益財団法人 花王 芸術・科学財団 NOMURA 野村財団
東日本大震災が露わにした問題の一つは私たちの「想像力の欠如」であった。物事を想像する、させることは芸術の重要な仕事の一つではなかったのか。あの震災から10年目の私たちへ、そして後世へと語り継ごうとする作品群の記録。

 

生誕160年記念 グランマ・モーゼス展 素敵な100年人生
クリストファー・スティヴンズ 翻訳・千足 伸行 監修/東映, BS-TBS
“グランマ・モーゼス”という名前は潜在的な想像力と豊かに年を重ねることの代名詞として、日常的に使われる言葉となった。「遅すぎることはない」ということを実践してみせた女性画家の物語です。

 

他全67冊

 

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2022年5月25日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


5/20 新着図書

【書評に取り上げられた本】

 

大人の雑学西洋画家事典:人柄がわかるエピソードで楽しく読める!
16世紀から20世紀にかけて活躍した、35人の画家たちのエピソードを、
当時の美術界隈や社会の状況と合わせて解説しています。
1人あたり4-5ページ程度と簡潔にまとめられているので、
さくっと手軽に読めます。
産経新聞(2022/3/20)に書評掲載あり。

 

ノブレス・オブリージュ:イギリスの上流階級
イギリスの爵位ある貴族や地主を表す階級「アッパー・クラス」。
政治や文化の形成に関わってきた彼らの表象(イメージ)を、
結婚・相続・メディア露出などの観点から多角的に捉え、
その実態に迫ります。
日経新聞(2022/2/19)に書評掲載あり。

 

レゴ:競争にも模倣にも負けない世界一ブランドの育て方
特許切れ、競合他社による廉価版の生産、テレビゲームの台頭…。
経営において様々な危機にさらされながらも、
玩具メーカーのトップに立つLEGO社の、
脱コモディティ(汎用品)戦略を解き明かします。
日経新聞(2022/1/22)に書評掲載あり。

 

ヌー道:じゅんとなめ子のハダカ芸術入門
「芸術と猥褻の境界は何か?」という問いに対する、
みうらじゅんと辛酸なめ子の両氏の対談を収録。
対象を性的であると感じる理由、問題作とされた作品やその歴史、
雑誌のような大衆向けコンテンツなど、
幅広いテーマに言及されています。
産経新聞(2022/2/6)に書評掲載あり。

 

風刺画が描いたJAPAN:世界が見た近代日本
写真が普及する以前、風刺画は世相を視覚化するための
非常に優れたツールとして重宝されていました。
情報の鮮度や精度、そして権威などにおいては新聞に劣るものの、
国民感情に寄り添うことで人気を博し活躍した、
日本の風刺画家とその作品を紹介します。
朝日新聞(2022/2/6)に書評掲載あり。

 

 

ほか全25冊、ぜひご利用ください。

 

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2022年5月20日

NEWS 図書館からのお知らせ杉 並


【終了】杉並図書館修繕工事のお知らせ

いつも杉並図書館をご利用いただき、ありがとうございます。

2022年5月23日より杉並図書館館内にて下記のとおり、館内タイル壁の修繕工事を行います。

図書館は通常通り開館しておりますが、工事期間中は一部書架のご利用ができないことと、騒音においてご迷惑をおかけいたします。

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

 

 

日時:2022年5月23日(月)~5月29日(日)

工事内容:タイル壁の修繕

 

※5月23日(月)~5月25日(水)は壁を壊すため、音がでる作業を行います。

2022年5月18日

NEWS 図書館からのお知らせ共 通


『女子美術大学研究紀要』第53号原稿投稿について

 投稿申込: 2022年6月6日(月)~6月20日(月)17:00 厳守 

 提出場所 : 各校地の図書館事務室 (土日祝の受付は原則致しません)

 ※投稿申込書は最新版を使用してください。

 学内研究助成申請の段階で成果報告の方法を「紀要」と選択した方は、紀要の「投稿申込書」を提出、原稿の投稿が必要です。

 ・『女子美術大学研究紀要』第53号 原稿募集要項 ⇒印刷用PDF文書 

 ・『女子美術大学研究紀要』第53号 投稿申込書    ⇒印刷用PDF文書

 投稿資格:本学の教職員及び大学院生、並びに紀要編集部会が認めた者を投稿資格とし、

 以下の要件を全て満たしている事を前提とする。

 ・ 著作権や知的財産権に係わる法令及び本学規程を遵守していること

 ・ 法令上、社会通念上及び情報セキュリティ上、問題が生じないものであること

 

原稿提出について (※投稿申込済の方のみ)

 提出期間:20229月5日(月)~915日(木)170締切厳守  

 提出場所 : 各校地の図書館 事務室 (土日祝の受付は致しません)

      ※メール不可 【郵送希望】の場合、ご連絡ください。

      郵送先:相模原図書館内 紀要編集部会 宛

 

紀要編集部会

2022年5月16日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


5/13 新着図書

【書評に取り上げられた本】

 

世界を一枚の紙の上に:歴史を変えたダイアグラムと主題地図の誕生
19世紀初頭、産業革命や市民革命の中、
世界を科学的・視覚的に記述する試みが始まります。
実際に目にすることのできない「世界」という巨大な存在を、
ヴィジュアライズすることで発展してきた人類、
そしてグラフィズムの歴史を辿る1冊。
朝日新聞(2022/1/8)に書評掲載あり。

 

サブカルチャーを消費する:
20世紀日本における漫画・アニメの歴史社会学:1920-2021

大衆(とりわけ年少者)をターゲットとして
大量に生産・消費されてきた漫画・アニメを、
社会を反映するものと捉え、
「消費」という社会的行為を分析します。
われわれにとって身近なこれらのメディアを、
映画・戦争・性差・都市などの観点から考察することで、
日本の独特な消費社会の様相が見えてきます。
産経新聞(2022/1/16)に書評掲載あり。

 

日本の鬼図鑑
反社会的で反道徳的…人ならざるもの「鬼」。
現代においてはわかりやすい
悪の象徴として定着している鬼ですが、
実はそれだけでは括りきれないほど多様な存在でした。
日本画を中心とした資料を参照しながら、鬼の系譜を辿ります。
産経新聞(2022/2/6)に書評掲載あり。

 

世界を変えた100のポスター 上
世界を変えた100のポスター 下
今や街じゅうで目にするポスターは、
ヴィジュアルで情報を伝達するための有効な手段として、
古くから活躍してきました。
本書では、指名手配書からオリンピックのポスターまで、
時代を象徴する傑作100点を紹介しながら、
世界とグラフィック・デザインの歴史を解説します。
上巻・下巻ともに、東京新聞(2022/2/20)に書評掲載あり。

 

かざる日本
日本の美といえば、引き算による
余白や奥ゆかしさを語られがちですが、
「かざり」を足して掛けて盛りこまれた
華やかな一面もあります。
本書は、美術品や工芸品のみならず、食・香・音など、
日本の人・物・空間を彩ってきたものたちを紹介します。
毎日新聞(2022/3/19)に書評掲載あり。

 

 

ほか全25冊、ぜひご利用ください。

 

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2022年5月13日
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