ニュース

EXHIBITION 展示杉 並


Welcome! JOSHIBI LIBRARY ~女子美の先生・OGの本集めてみました~

展示期間:4/5(金)~6/21(金)
展示場所:杉並キャンパス2号館1階ロビー ガラスケース展示コーナー

 

 

女子美生の皆様、ご進級・ご入学おめでとうございます。

女子美術大学杉並キャンパス図書館へようこそ!

 

 

 

 

 

 

新年度第一弾の女子美杉並図書館ガラスケース展示は、


女子美生を教え導いてくださった先生方や
女子美から巣立ち、女子美で学んだことや自身の個性を生かして
社会の第一線で活躍している先輩たち。


そんな女子美にゆかりのある人々の図書をご紹介します。

 

 

 

 


さらに、今回の展示では特別に
著名な先生方のサイン色紙も展示しています!

 

 

 

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図書館内には今回展示している本以外にも、
女子美OG・先生の本を集めた

「女子美関係図書コーナー」を常設しています。
ラインナップは随時追加していますので

ぜひチェックしてみてくださいね。


展示中の図書はすべて貸出可能です。
(雑誌は館内閲覧のみとなります)
貸出・閲覧希望の方は、
お気軽にカウンタースタッフにお声がけください。

 

 

2024年4月5日

NEWS 図書館からのお知らせ杉 並


杉並図書館員推薦図書コーナー 3月

杉並図書館員推薦図書コーナーを入れ替えました。

展示されている本は貸出可能です。

詳細は、DVD架横の杉並図書館員推薦図書コーナーをご覧下さい。

全6冊です。

 

 

 〈女子美OG ゆきのゆみこさんの共著作

 『わんぱくだんのてんぐのすむやま

 

 

 

 『Identity: Chermayeff & Geismar & Haviv

 

 

 『Oliver Jeffers the working mind and drawing hand hbk.

 

 

 『Less more, : [hardback]

 

 

 『図説指輪の文化史

 

 

 『Gilles Aillaud : la jungle des villes

 

 

 

 

 ↑ 書名をクリックすると資料情報がご覧いただけます ↑

 

 

 

2024年3月1日

EPISODE こぼれ話


選書ツアー開催!

コロナ禍を経て、4年ぶりの選書ツアー。参加人数は過去最多の12人でした。

 

今回もジュンク堂書店の池袋本店にお邪魔させていただきました。

 

 

まずはジュンク堂さんの事務所へ移動し、図書館スタッフより学生の皆さんに本学の選書基準について、その後、ジュンク堂のご担当の方から選書で使用するハンディーターミナルについて、説明がありました。

 

 

ハンディ―ターミナルの使い方がわかったら、店舗に戻ってそれぞれ興味のある本棚へ、レッツゴー!

 

  

本好きにとっては至福の時間の始まりです。

  

  

気になる本を見つけたら、ISBNのバーコードを読み込んでいきます。

  

  

  

  

  

女子美OGの絵本が紹介されている棚も見つけて、気分も盛り上がります!

 

 

 

 

やっぱり本屋さんは楽しいですね~。

   

   

   

 

ご参加いただいた学生の皆さん、ジュンク堂さん、どうもありがとうございました!

  

学生の皆さんが読み込んだ本のデータは図書館の所蔵図書との重複をチェックし、選書基準と外れていなければ受入れいたします。

 

来年度になりましたらご紹介する予定です。

 

女子美生がどんな本を選書したのか!?

 

ぜひお楽しみに!!!

 

 

  

さて、ここで選書ツアーに参加できなかった方に朗報です。

 

  

女子美の図書館に置いてほしい本がありましたら、「マイライブラリ」から図書の購入希望を出すことができます。

  

こちらも、ぜひご活用ください!

  

 

 

2024年2月19日

TEACHERS' SELECTION 先生の本棚から


摘読録――My favorite words 第49回

女子美術大学 名誉教授 北澤憲昭

  

理性の眠りは怪物を生む。

――フランシスコ・デ・ゴヤ、銅版画集『ロス・カプリーチョス』第43番の題詞

 

原文はEl sueño de la razon produce monstruos。意味するところは、理性の不在が怪物を出現させるのだというように理解できる。このように理性の重要性を説いたことばとみるのが一般的な解釈だろうし、ゴヤ自筆の註釈も同様の見解を示している。

 ところが、「眠り」と訳したスペイン語sueño(スエーニョ)には「夢」の意味も含まれる。すなわち「理性の夢が怪物を生む」とも訳し得るわけで、こうなると意味合いが大きく変わってくる。理性の不在が怪物を生むのではなく、理性の見る夢から怪物が出現するという解釈が成り立つわけで、これを踏まえるならば、仮に「理性の眠り」と訳すとしても、それは理性のはたらきの一様態を示すということになる。怪物というのは理性の光につきまとう影、あるいは理性の光が孕む闇と解されるのだ。

 画面に目を向けると、机にうつ伏して眠る画家の姿が左下に描かれており、机の背板には上に引いたことばが大きく、しかし、はかなくうっすらとしるされている。眠りに落ちた画家の背後には羽角[うかく]を立てた梟の群が――蝙蝠らしき影も交えて――迫っている。これらは理性の眠りが出現させる怪物の先触れとみられるが、sueñoを「夢」と解するならば、化物じみた梟や蝙蝠は理性によって夢みられたものだということになる。

 これに関して興味深いのは、梟が知恵の女神ミネルヴァの使わしめであることだ。それゆえヘーゲルは、自身の想い描く哲学を――現実の探究を介して理性的なものの根本に迫ろうとする哲学の在り方を――「ミネルヴァの梟」に譬えてみせもしたのだが、このように思いをめぐらすとき、梟たちの襲来は理性に対する覚醒の促しのようにも見える。眠っている画家の背後の床で、大山猫[リンクス]が、梟の叫喚に首をもたげ耳をそばだて、大きく見開いた目を爛々と輝やせている姿も理性の覚醒を寓しているとみてよいだろう。ヨーロッパでは、古来、大山猫[リンクス]は、対象を鋭く見透かす眼力の持ち主とされてきたのである。

 ここで注意を引くのは、眠れる画家の左側に在って描画用のチョークを画家に差し出している一羽の姿だ。描くことを促しているわけだが、いったい何を描かせようとしているのだろうか。夢から覚めて現実を描けと促しているのだろうか。おそらく、そのように理解するべきなのだろうが、しかし、梟が怪物たちの先触れであるとすれば、化物たちこそ理性の眼を以て描くべき現実なのだと煽っているようにも見える。

 理性の夢から飛び立った梟たちは画家の理性を覚醒へと駆り立てながら、理性の夢から生まれ出る怪物たちの姿を描くよう仕向けている。このように解するとき、この銅版画は理性のアンビヴァランスの表現と見ることができる。みずからの夢と向き合うことが理性に求められているわけで、これは理性における闇と光の相克と言い換えることもできる。あるいはここで、大きく目を見開く大山猫[リンクス]が夜に属する獣であることを、そして、梟が明視と睡眠の表象とみなされてきたことを思い併せてもよいかもしれないが、しかし、それより何より、夜の鳥たちと獣たちの不穏な到来を描いたこの絵が、理性による内なる闇の見事な描写となっていることにこそ思いを致すべきだろう。そもそも『ロス・カプリーチョス』を貫くモテヴェイションには、理性によって抑圧されてきたものたちへのなみなみならぬ関心が窺われるのである。

 ウクライナの詩人オスタップ・スリヴィンスキーがロシア・ウクライナ戦争の惨禍にみまわれたひとびとからの聞き書きをまとめた『戦争語彙集』(ロバート・キャンベル訳)のなかに、こんなことばをみつけた。

 

「理性の眠りは怪物を生む」とゴヤは言いました。いくつもの意味が考えられそうですが、今、一つを選びだして言うのなら「無理を押してでも、現実に抗[あらが]って考えていなければならない」ということです。

 

キーウ在住のスタスという人のことばである。この一節に先立って「白昼の現実よりわたしの眠りの方がリアルです」「現実は眠っている間に近寄ってくるんです」としるされていて、引用部分に複雑なニュアンスを与えている。

 いくつもの意味が錯綜するようなおもむきなのだが、sueñoを「夢」と捉えるならば、ウクライナのひとびとのおかれている状況が徐々に――あたかも現像液のなかの写真のように――浮かび上がってくるように感じられる。ウクライナのひとびとは、理性の光と理性の孕む闇とが相克する困難な状況におかれているといえるのではないか――そのように思われてくるのだ。

 この状況は、しかし、ウクライナにのみかかわるものではあるまい。ロシアも、アメリカも、極東のわたしたちも、この状況と決して無縁ではありえない。地球の到るところで「理性の夢」が怪物を次々と生みだしている。

 

 

 

フランシス・デ・ゴヤ『ロス・カプリーチョス』:理性の眠りは怪物を生む (1799年) Courtesy National Gallery of Art, Washington

  

2024年2月14日

EPISODE こぼれ話共 通


図書館リニューアル【サイン計画編】

 
2023年3月の、相模原図書館1階全面リニューアルを機に
館内のサインもスタイリッシュに統一しよう!と満を持して
学内の「学生デザインルーム」へ図書館サインを依頼しました。
 
コンペティション形式で、参加を希望した所属学生9名に、各々デザインのプレゼンテーションを行ってもらい、図書館関係者で選考しました。
 

【採用デザイン:藤﨑桃子さん 】

メディア表現領域4年(令和5年度) 学生デザインルーム所属
 
一新した図書館内のサインデザインは
開館・閉館サイン(杉並・相模原共通:入口)
 
 
 
地震時対応サイン / 館内禁止サイン / 電動書架緊急停止サイン
(エレベーター内)
 
 
 
フロアマップ
 
立入禁止サイン(該当扉)、傘の持ち込み不可サイン(入口中央) 等です。
 
 
 
 
 
図書館内でのスマートなナビゲーションとして、新しいサインがお役に立てば幸いです。
 
皆様のご来館を、お待ちしています。
2024年2月9日

NEWS 図書館からのお知らせ共 通


追悼 柚木沙弥郎先生

染色家であり、本学名誉教授、元学長の柚木沙弥郎(ゆのき さみろう)先生が、2024年1月31日、101歳でご逝去されました。ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

 

この度は、柚木沙弥郎先生に哀悼の意を込め、先生の作品集や展覧会カタログなどを図書館館内にて展示いたします。

 

先生は、型染による染布、染絵のほか、絵本や版画、立体作品にも取り組まれ、国内外問わず、数多くの個展を開催されるなど精力的に活動されていました。

「いつもわくわくしていたい」「イメージを形にして、自由に発信する」「アートは夢を追って生きる人の表現」と語られていた先生の、素朴で、純粋な愛に満ち満ちた手仕事の数々をぜひご覧ください。

 

 

 

「追悼展示 柚木沙弥郎先生」

 

 

 

【展示場所】
相模原図書館:1階女子美関係図書コーナー横
杉 並図書館:DVD架前

 

 

【展示風景】
◯相模原図書館

 

◯杉並図書館

 

 

 

【略歴】
1922年 東京生まれ。
1942年 東京大学入学。
1946年~大原美術館勤務。
1950年 女子美術大学工芸科専任講師就任。
1972年 教授就任。
1987年~1991年 女子美術大学・女子美術短期大学学長を務める。
1994年~2001年 大学院特任教授として教鞭をとる。
2022年 女子美アートミュージアムにて
2022年 「柚木沙弥郎の100年 創造の軌跡」展開催。
2023年 日本民藝館にて「生誕100年柚木沙弥郎」展開催。

0000  ブリュッセル万国博覧銅賞、第一回宮沢賢治賞、
0000  毎日デザイン賞など受賞歴多数。

 

 

 

図書館員一同、心よりご冥福をお祈りいたします。

2024年2月8日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


1/25 新着図書

【書評に取り上げられた本】
細部から読みとく西洋美術:めくるめく名作鑑賞100
 スージー・ホッジ 著/中山ゆかり 訳
 読売新聞(2024/1/7)掲載

 



【図書館員の注目本】
死ぬまでに観に行きたい世界の有名美術を1冊でめぐる旅
   山上やすお 著
 


「悩まない」配色の基本:デザイン事務所が作った
 :好きな色から考える

   細山田デザイン事務所 著

 

 


他 全19冊、ぜひご利用ください。

 


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https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

 


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2024年1月25日

NEW BOOKS 新着情報相模原


1/24 新着図書

【図書館員の注目本】

 

手紙・絵画・写真でたどるオスカーワイルドの軌跡
ジュリエット・ガーディナー 著 / 宮崎かすみ 訳

 

 

四季と自然、日々の暮らし : 工芸とたのしむ
国立工芸館 編 / 岩井美恵子 [ほか] 編集 / 高橋佑香子 執筆/ 廣川晶子 執筆

 

 

世にも至宝な博物館 : 後世に遺したい50のみらい遺産
丹治俊樹 著 

 

 

他 全57冊、ぜひご利用ください。

 

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https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

 

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2024年1月24日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


1/19 新着図書

【書評に取り上げられた本】
日本史を支えてきた和紙の話
 朽見行雄 著
 産經新聞(2023/10/22)掲載

 

美術泥棒 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ:4-14)
   マイケル・フィンケル 著/古屋美登里 訳
 東京新聞/中日新聞(2023/11/11)掲載

 


【女子美OGの本】
きまぐれレストラン
   宮野聡子(女子美OG)作・絵

 

 


他 全20冊、ぜひご利用ください。

 


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https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

 


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2024年1月19日

NEWS 図書館からのお知らせ杉 並


【終了】「JOSHIBI AP Graduate&Degree Show 2023」関連図書展示

女子美ガレリアニケ展示 関連図書展示

展示期間:2024/1/15(月)~3/12(火)
展示場所:杉並図書館 カウンター前

 

 

杉並キャンパスにある女子美ガレリアニケで開催される、アートプロデュース表現領域卒業制作・修了研究展「JOSHIBI AP Graduate & Degree Show 2023-無法地帯の花園で、パフェをくらう-」の展示にあわせ、杉並図書館でも関連する図書館資料を展示いたします。

 

 

過去のアートプロデュース表現領域の卒業制作作品集などを中心に展示しております。

 

館内閲覧可能ですので、ぜひ手に取ってご覧ください。

2024年1月16日
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