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NEWS 図書館からのお知らせ共 通


年度末処理のため閉館します

【閉館期間】 3月27日(月)~4月5日(水)

年度末処理のため、上記のとおり図書館は閉館いたします。

 

その間、図書の貸出・返却・利用登録のサービスを休止いたします。

あらかじめご了承ください。

 

ただし、『延滞図書の返却』のみ受け付けしております。

かならず事前にお問い合わせください。

※貸出期間延長については、マイライブラリをご利用ください。

 

開館日・閉館日の詳細は、図書館カレンダーをご覧ください。

 

連絡先:

相模原図書館 042-778-6616

杉並図書館 03-5340-4514

 

 

2017年3月22日

TEACHERS' SELECTION 先生の本棚から


摘読録――My favorite words 第5回

芸術表象専攻/芸術文化専攻 教授 北澤憲昭

  

サマルカンドへ行かなかったときのことを憶えているかい?(中略)ぼくはあの旅を、決して忘れることのできない想い出として、それもすごく鮮明で、すごく詳細で、まさに想像のなかで体験したことでなければ残せないようなものとして記憶しているよ。

――アントニオ・タブッキ/和田忠彦訳『いつも手遅れ』より

  

「行かなかった旅」は「書かなかった小説」と対を成す。タブッキは同じ小説のなかに、「空中にだけ存在して、軽く、羽が生えて、つかまえることができず、ちょうど思考のように、存在しないがゆえに自由だった言葉たち」を書き留めて可視化することが、どれほど辛いことかと書きつけている。

  

「行かなかった旅」の想い出は、吉本隆明が自他に投げかけた次のような問いを思い起こさせずにはおかない。「かれの〈書く〉ものは、かれにとって如何にして〈書かない〉ものの世界に拮抗する重量と契機を獲取しているか?そして、わたしの〈書く〉ものは、わたしにとって如何にして〈書かない〉ものの世界に拮抗する重量と契機を獲取しているか?」(「なぜ書くか」)。

  

タブッキの軽快でおしゃれな言葉は、吉本の重く無粋な言葉と確かに「拮抗」している。

  

  

2017年3月22日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


3/16 新着図書

【女子美OGの本】

 

『すききらいなんてだいきらい』

本学卒業生のさくらい あつこさんの絵本。子供たちに嫌わていることがわかって落ち込むピーマンくん。でもいろいろな食べ物と出会ったことで・・・。さくらい あつこさんの絵がとっても優しく温かな気持ちにさせてくれます。

 

 

【図書館員の注目本】

 

『かわいい浮世絵』

「かわいい」というキーワードで見る浮世絵はどこかゆる~くて人間味が溢れています。江戸時代の絵師たちのユーモア溢れるセンスが伝わってきます。

 

『南極建築』

極寒の地、南極の建築とはどのようなものか。また雪に覆われた世界の中でどのように建設されるのか?その謎を写真やイラストで紹介!

 

『下田直子の手芸術 : 手芸がどんどん楽しくなる54のお話とつくり方のコツ』

完成度の高い手芸作品を発表し続けている下田直子さんの著作。高い完成度の作品を発表し続ける人気手芸家下田直子さんの著作です。

 

『白洲正子のおしゃれ : 心を磨く88の言葉』

独自の美的センスを持ち骨董や工芸品にも傾倒した白洲正子さん。おしゃれに対する意識も魅力的です。

 

その他全80冊。

 

詳細検索で「新着7日以内」と入力すれば一覧がご覧いただけます。

http://lib.joshibi.ac.jp/mylimedio/search/search-input.do?mode=comp&nqid=1

 

2号館1階ロビーのガラスケース内で展示中の新着図書も貸出可能です。

気になる本がありましたら、カウンターまでお越しください。

 

 

 

2017年3月16日

TEACHERS' SELECTION 先生の本棚から


摘読録――My favorite words 第4回

芸術表象専攻/芸術文化専攻 教授 北澤憲昭

  

1915年2月2日

ほんの少しだけ仕事をした。――。

  

1915年2月3日

仕事をしなかった。なにも思いつかない。

――ルードヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン/丸山空大訳『秘密の日記』(1914‐1916)

  

1914年に第1次世界大戦が勃発すると、24才のウィトゲンシュタインはオーストリア・ハンガリー帝国軍の志願兵として戦場に赴く。そこは「吐き気を催すような環境」であり、「僕の目の届く範囲には、鋭敏なこころはない!!!」ような場所であったが、ウィトゲンシュタインは、こうした劣悪な条件のもとでデビュー作『論理哲学論考』(1922)を書き進めていったのだった。

  

『論考』を読み進めてゆくと、あたかも脳のなかで、すべてが完結してしまうかのごとき印象を与えるが、それを書き進めるウィトゲンシュタインの肉体は「吐き気を催すような環境」に置かれていたのであり、彼はその記録を書き残していた。それは暗号で書かれているうえに、遺稿管理人によって秘匿されていたため、長い間ひとびとの目にとまることはなかった。それが刊行され、ようやく日の目をみるようになったのは、没後40年を経た1991年のことだった。

  

引用部分でいわれている「仕事」は軍務のことではない。論理哲学者としての仕事のことだ。1914年8月21日に艦上で書いた日記に、「僕の仕事はもう完全に出尽くしてしまったのか?!!悪魔のみぞ知る。もう僕は何も思いつかないのだろうか?」とあり、また、1915年2月15日には「昨日は、いくらか仕事をした。論理学のことを一度も考えずに――たとえほんの一瞬にすぎなくとも――、一日を過ごしてしまうようなことはここのところない」と書かれてあることからも、それと分かる。

  

劣悪な環境に抗してウィトゲンシュタインはトルストイとエマソンを読みつつ、自分の「仕事」を為し遂げていったのだが、その間、いくども自殺を思ったという。

  

「――。」は、ウィトゲンシュタインの書き癖。省略ではない。

  

                         

2017年3月15日

NEWS 図書館からのお知らせ杉 並


【終了】 特集コーナー「桜」

もうすぐ桜の花が咲く季節、新しい季節が始まりますね!特集コーナーでは「桜」に関する図書を集めてみました。詳細は9・10番書架横の特集コーナーをご覧下さい。

 

『桜』

蜷川実花さんの桜をモチーフにした写真集。新しい桜のイメージが展開されています。

 

『京都桜名所 (Suiko books:119)』

古都京都の桜を紹介。風景の中に溶け込んだ桜は絵画のようです。

 

『日本の夜桜 (Suiko books:137)』

日本各地の夜桜を紹介。日中とはまた違った表情を見せてくれます。

 

『桜さくら : Picture book of cherry blossoms』

日本の絵画、工芸などに登場する桜を見ていきます。桜が昔から日本人に愛されてきたことが感じられる一冊です。

 

『春の主役桜 (絵本<気になる日本の木>シリーズ)』

桜にまつわる絵本です。優しいタッチの絵が春や桜の季節を感じさせてくれる一冊です。

 

その他全21冊。

 

 

 

 

 

 

2017年3月10日

TEACHERS' SELECTION 先生の本棚から


摘読録――My favorite words 第3回

芸術表象専攻/芸術文化専攻 教授 北澤憲昭

  

包帯は仲間の女の子たちと一緒に一ヶ月前から少しずつ集めておいた宝物。それで本格的な花嫁衣裳ができたの。写真が残ってるわ。

――アナスタシヤ•レオニードヴナ•ジャルデツカヤ

  

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチによるオーラルヒストリーの実践『戦争は女の顔をしていない』(三浦みどり訳)に登場する女性兵士(衛生指導員)の発言。戦場で結婚式を上げた彼女は、自分自身のために、一晩かけて包帯のガーゼで花嫁衣裳を縫い上げた。ガーゼが喚起する生理的な感覚と花嫁衣裳のレースの清爽感とが相俟って生み出す不思議なモアレが心に影を投げかける。

  

ロシアでは第2次世界大戦で百万人を越える女性が従軍したが、その実態は国家によって伏せられたまま長い年月が流れた。それを初めて明るみに出したのが、1997年に出版されたこの本だった。

  

アレクシエーヴィチは、2015年にノーベル文学書を受賞した。

  

  

2017年3月8日

NEWS 図書館からのお知らせ杉 並


杉並図書館員推薦図書コーナー 3月

杉並図書館員推薦図書コーナーを入替えました。

去年5月~去年6月にtwitterでご紹介した本を展示しています。

展示されている本は貸出可能です。詳細はカウンター向かって右脇の杉並図書館員推薦図書コーナーをご覧下さい。

全12冊です。

 

『美術館は生まれ変わる : 21世紀の現代美術館』 〈女子美教員太田泰人先生の本〉

『ひらく美術 : 地域と人間のつながりを取り戻す (ちくま新書:1135)』 

『Pleats please : Issey Miyake』 

『エグゼクティブは美術館に集う : 「脳力」を覚醒する美術鑑賞』

『Tokyo大学博物館ガイド (P-Vine BOOks)』

『歌川国芳 : 奇と笑いの木版画』

『司書はなにゆえ魔女になる』

『小さな家』

『Caravaggio』

『山名文夫のグラフィックデザイン : Ayao Yamana’s graphic design』

『三宅一生 未来のデザインを語る』

『いい階段の写真集』

 

 

 

2017年3月6日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


3/6 新着図書

【図書館員の注目本】

 

『仏像とお寺の解剖図鑑』

仏像とともにその入れ物である寺院建築の見方を解説!知っているようで知らない仏の世界の読み解き方を教えてくれます。ディテールに込められた先人たちの秘めた願いが隠されています。

 

『片づく家のアイデア図鑑 : 快適な住まいをつくる収納と暮らしの工夫』

著者の田中ナオミさんは建築家であり、主婦でもあります。そんな二つの経験をいかし片づく家のつくり方を部屋ごとに教えてくれます。

 

『ときめく縄文図鑑 (Tokimeku Zukan+)』

土偶から暮らしの逸品、装飾品といった縄文人のアイテムを紹介。素朴だけれど魅力的な縄文土器や縄文人たちの不思議な世界観を堪能できる一冊です。

 

『子どもの貧困ハンドブック』

そもそも「貧困」とは?「貧困の連鎖」って、なに?「6人に1人」ってどういうこと?子どもの貧困問題を放置しないための取り組みを紹介。

 

『手描きチョークアートのアイデア&テクニック』

パターン多数で毎日のモチーフ選びも迷わない!気持ちが伝わる黒板の描き方を徹底解説。プロのアーティストが教える黒板描画のAtoZ!

 

『日本でいちばん美しい村』

清らかな湧き水が流れる里、雄々しい山に抱かれた集落、季節の花々が咲き誇る郷村、永い年月をかけて作り上げた棚田、海と共に暮らしてきた漁村など、豊かな自然と共存する美しい村の風景のすべてが一冊に。

 

その他全24冊

 

詳細検索で「新着7日以内」と入力すれば一覧がご覧いただけます。

http://lib.joshibi.ac.jp/mylimedio/search/search-input.do?mode=comp&nqid=1

 

2号館1階ロビーのガラスケース内で展示中の新着図書も貸出可能です。

気になる本がありましたら、カウンターまでお越しください。

 

 

 

 

 

 

 

2017年3月6日
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