学内配布期間
入構禁止解除後 対象:本学教職員・大学院生 場所:図書館 事務室 (杉並・相模原) ※在庫がなくなり次第終了いたします。
(update : 2020/05/18)
2020年5月18日ニュース
学内配布期間
入構禁止解除後 対象:本学教職員・大学院生 場所:図書館 事務室 (杉並・相模原) ※在庫がなくなり次第終了いたします。
(update : 2020/05/18)
2020年5月18日【女子美OGの本】
『見捨てられた牛―フクシマより
原発のない世界へ 戸田みどり詩画集』
女子美OG・戸田みどりさんの詩画集。福島第一原発事故で被曝した牛たちを描く。原発の恐ろしさ、命の大切さがダイレクトに伝わってきます。震災から月日が経ってもなお忘れてはいけない内容。
【図書館員の注目本】
『パターン・デザイン大全』
1,500点以上のパターンを「植物」「動物」「幾何学模様」「ピクトリアル」「抽象」の5つのテーマ別に掲載。19世紀後半から21世紀までを網羅。なかでも20世紀のパターンを重点的に紹介している。
『私だけの選択をする22のルール
あふれる情報におぼれる前に今すべきこと』
15才からビジネスを始め、美大在学中の19才でアパレルブランドを立ち上げた経営者が語る!生き方、選択論、フェミニズム…24才の彼女が選んだルールとは?
『なんとかする工作』
人気インスタグラムが書籍化!プロダクトデザイナー青木亮作が、子どもからの無茶な発注を「なんとか」した工作の記録です。ハッシュタグ「#とーちゃんつくって」も是非チェックを。
『ものは言いよう』
絵本作家ヨシタケシンスケの創作の秘密を公開!ユニークなイラストが楽しい「ヨシタケシンスケのしくみ」や絵本のネタ帳、アトリエ風景などなどヨシタケファンにはたまらない1冊。
その他全77冊
詳細検索で「新着○日以内」と入力すれば一覧がご覧いただけます。
http://lib.joshibi.ac.jp/mylimedio/search/search-input.do?mode=comp&nqid=1
気になる本がありましたら、郵送貸出サービスをご利用ください。
※郵送貸出サービスの利用対象者は学生・研究生・科目等履修生・教職員の皆さまのみです。詳細は図書資料の郵送貸出サービスについてをご覧ください。
2020年5月18日アート・デザイン表現学科 非常勤講師
山嵜一也
◆推薦図書
天才の思考 高畑勲と宮崎駿 (文春新書) – 2019/5/20
鈴木敏夫 (著)
この本の著者、鈴木敏夫がいなければスタジオジブリの名作「千と千尋の神隠し」も「となりのトトロ」も生まれなかった。
アートとデザインに興味のある女子美生ならジブリ作品を見た人も多いのではないだろうか。スタジオジブリのクリエイターと言えば宮崎駿や高畑勲の名を思い浮かべるが、彼らと並走して数々のジブリ作品を世に送り出してきたのがプロデューサー鈴木敏夫である。本書は「天才の思考」というタイトルの通り、天才クリエイター高畑勲と宮崎駿の思考法をその制作秘話と共に読者へと届ける本であるが、私は本書を、彼らに寄り添い苦悩する鈴木敏夫が仕事との向き合い方を説く本、だと解釈した。
そもそも、プロデューサーの仕事とは何であろうか?
その答えは、ジブリ映画の名作「紅の豚」の制作裏話から把握できる。当初、この映画は短編作品の企画でスタートした。宮崎駿監督はたった一人の制作チームを立ち上げるも、いつまでも人員を補充してくれない鈴木敏夫に抗議をする。しかし、その抗議に敢えて反応しない。無視するのもプロデューサーの仕事だ、と言ってのける。
制作が進むと飛行機映画ということで、機内上映作品としての提案を日本航空(JAL)に持ち込む。その後、映画のストーリーが長くなり短編映画から本格的な長編映画になると、今度はJAL初のスポンサー作品と話が進む。しかし、主人公が”豚”のパイロットはいかがなものか、と横槍が入る。会議室でJALの宣伝部長と二人きりで膝を突き合わせて喧々諤々。また、社長にもタイトルを報告出来ないまま広告宣伝を考えていたので、当初のポスター案にはタイトルも主人公ポルコの絵も入れられなかった。まさに綱渡り。
映画を上映する劇場の手配をするのもプロデューサーの仕事だ。紅の豚公開と同時期のスピルバーグ監督映画に大きな劇場を抑えられていたが、映画配給会社の偉い人(以前の仕事で大げんかした相手!)は鈴木敏夫の本気度を確認すると前代未聞の作戦を実行してくれる・・・。
女子美にいらっしゃるスタジオジブリ出身の先生からは、物語を作っている宮崎駿監督自身も展開がわからないことがあるという壮絶な舞台裏を聞いたことがある。そのような状況の中で同時進行でプロデューサーは作品をどのようにして良くし、どのように売り出していくかという戦略を考えているのだ。
この本は大学で共同作業(グループワーク授業、部活、学園祭など)に取り組むときにきっと勇気づけられる話が満載だ。例えば、グループワーク授業では、メンバーに挟まれて自分を発揮できない学生、調整役に回ってクリエイティブを発揮できない学生、悶々としている学生が毎年出てくる。そこに至るまでも、スケッチブックやキャンバス、パソコン画面に向かって黙々と作業している時に、「巧く表現できない」「面白いアイデアが浮かばない」などと悩んでいたかもしれない。しかし、共同作業は全く違う次元の悩み、人間関係の悩みを浮き彫りにする。
グループワーク授業とアニメ制作会社のプロデューサーの仕事は比較できないかも知れないが、天才クリエイターと現場の板挟みになりながらも仕事をすすめるプロデューサーの姿に、それも立派なクリエイティブ作業であるし、その調整能力というのは後に自分のクリエイティブに大きく役に立つということを気付かせてくれる。実際、鈴木敏夫の企画書などに描かれる手書きのイラストは非常にうまい。また、皆が興味を引く宣伝キャッチコピーの名手であるばかりか、筆を持たせても味のある文字を描く書道家でもある。個展を開催し、作品集や書籍も多数出版している。調整能力に長けているだけでなく、この人自身が最高のクリエイターなのだ。
社会に出るとたった一人で黙々と創作をする場面は極めて少なく、常に誰かと共同作業をしなければならない。なかにはそりの合わない人だっているだろう。それでも誰かを助け、誰かに助けられ、誰かを動かし、誰かに動かされる。誰かと一緒に何かを作り上げていくには調整も立派な創作活動の一部なのだ。
この本はアニメーション映画の制作ドキュメンタリーでありながら、無理難題を押しつける天才クリエイターに寄り添い私たちにジブリ作品を届けてくれるプロデューサー鈴木敏夫の”調整作業”ドキュメンタリーでもある。それはこれから社会に飛び立ち、デザイン、ものづくり、クリエイティブ環境で働いていく女子美生の学び方、働き方へのヒントにもなるだろう。
2020年5月8日
※本学学生・教職員限定
緊急事態宣言の発令をうけ、図書館は朝日新聞社の協力により、聞蔵Ⅱ(朝日新聞のDB)の利用環境強化(在宅での利用や一時的なアクセス増)を期間限定で実施いたします。
学外からもIDとPW(パスワード)で聞蔵Ⅱビジュアル(朝日新聞社)コンテンツにアクセスできます。
※本学の希望者へ別メールで、臨時IDとPWをお送りします。
↓ ↓ ↓
※詳しくは、アクティブアカデミーの「連絡事項一覧」をご確認ください。
・同時アクセス数:50
※ご利用後は必ずログアウトしてください。
・ご利用期間:5月末まで。→6月末まで。(5/18時点)
・ご利用内容:聞蔵Ⅱすべてのオプションコンテンツが利用できます。
<ご利用上の注意>
・ID、PWは外部に漏れないよう、お取り扱いには十分ご注意ください。
・ID、PWは不特定多数の人が閲覧可能なホームページ等には絶対載せないでください。
・守られない場合、この特別利用は中止となります。
・その他、下記の学外利用・利用規約の順守をお願いします。
http://www.asahi.com/information/db/pdf_db/2forl/rinji_kikuzo_kiyaku.pdf
2020年4月22日
新入生の皆様、お待せいたしました。
「マイライブラリ」の準備が整い、ログイン出来るようになりました。
是非、お試しください。
2020年4月22日
女子美術大学 名誉教授 北澤憲昭
とてもうつくしい曲ですね。だれが書いたのですか?
――ジョゼフ=モーリス・ラヴェル
このことばは、最晩年のラヴェルが、自分自身の代表作のひとつ「亡き王女のためのパヴァーヌ」を聞いたときの発言。その頃、ラヴェルは記憶と言語の障碍に悩まされ、ついには署名すらままならない状態に陥っていた。
ラヴェル最晩年のこうした容態に照らしていえば、 「とてもうつくしい曲ですね」というのは、掛け値なしの自己評価とみることもできないではないものの、そのときラヴェルはラヴェル自身であったと言い切れるかどうか。むしろ、この発言は、自己意識を超える芸術家の感性――お望みならば「たましい」といってもいい――へと思いを誘わずにはいない。
作者の名前と切り離されてはじめて、楽曲は、ほんとうの音楽になる。ラヴェルがパリ音楽院在学中にピアノ曲として作曲された「亡き王女のためのパヴァーヌ」は、ほかならぬラヴェルにおいて、作者の名前と切り離され、「音楽」そのものとして鳴り響いたのではなかったろうか。そういえば、作曲後十数年経ったところで、彼はこの自作について、 批評家に委ねることのできる距離が既に自分とあいだにできていると述べていた。
黒い皮表紙の古い手帖に書き留めてあったことばを、そのまま引いた。出典は不明。
2020年4月9日
女子美術大学 名誉教授 北澤憲昭
われわれは立体的な量塊のすべての面を一度に見ることはできない。したがって彫刻家は自分の石の量塊の周囲をあるきまわり、あらゆる点からみて満足のゆくようにしようと努力する。このようにして彫刻家は成功への遠い道を行くのであるが、しかし彼は量塊そのもののうちに具わっている概念から生まれてくる、いわば四次元の過程を創作行為とする彫刻家ほどに成功することはできない。
――ハーバート・リード/瀧口修造訳『芸術の意味』(1958)
鑑賞において多視点を要請する彫像を、視点をつぎはぎしたディジタル性から救い出すのは像をめぐる身体の動きだ。身体のアナログな所作において彫像は脳内に再形成されてゆくのである。
それでは、「量塊そのもののうちに具わっている概念から生まれてくる、いわば四次元の過程を創作行為とする」とは、いったいどういうことか。「四次元」を、三次元を成す量塊を時間性において――連続移動の相において――捉え返した概念と考えれば、時間性を創作行為に取り入れるということになるが、リードは、ヘンリー・ムーアの彫像を念頭におきながら、次のようにしるしている。「この場合、形態とは、彫刻家の眼前にある石塊の重力の中心に想像上位置している彫刻家によって行われる面の直観にほかならない。この直観に導かれて、石は次第に気紛れな状態から存在の理想的な状態へと育まれてゆく。」
「重力の中心center of gravity」は、ふつう「重心」と訳される。物体の質量massが集中する1点のことだ。2つの物体の関係態においては、物体の外部に――モノとモノのあいだに――重心が求められる場合もあるが、リードは、量塊massの内部の一点を問題にしている。引力の集中する内部の一点に視座を定めて、量塊のすべての面を内側から一挙に直観することの重要さをリードは説いているのだ。これは、量塊をめぐってあるきまわることとは大きく異なる。これは、いくつもの視点、いくつもの視像の継ぎはぎではない。
ムーアに即して述べられたこのくだりは、一枚の葉を量塊の尖端として捉えよと言ったオーギュスト・ロダンの教えの裏返しにほかならない。ロダンの葉の教えは、木の葉を一枚一枚の薄っぺらなものとして見るのではなく、樹冠を形成する数多の面として捉えよという意味だが、リードが重視する量塊の内なる想像的視座は、樹木の譬えに沿っていえば、幹を登って樹冠のなかに入り込むことで得ることができるものだ。
ただし、樹冠を成す無数の面を、葉の繁みの内側から木洩れ日を頼りに眺め渡すというだけのことではない。樹葉に包まれた彫刻家は、量塊としての樹冠を、みずからの身体によって想像的に充たさなければならず、そのためには、これを可能とするポジションを――つまりは重心を――差し交す枝々のあいだから探り出さなければならない。すなわち、彫刻家は、これによって量塊の内部からその形象を触知的に体感することになる。
あるいは、こういってもよい。ここにおいて彫刻家は彫刻と一体化し、脳内の彫刻が身体的次元で成就するのだ、と。こうして「石は次第に気紛れな状態から存在の理想的な状態へと育まれてゆく」のである。
2020年4月8日改稿
2020年3月23日女子美術大学 名誉教授 北澤憲昭
まづ水。
――石川淳「至福千年」(1967)
400字詰め原稿用紙で800枚に及ばんとする長編小説「至福千年」の書き出し。つづいて「その性のよしあしはてきめんに仕事にひびく」とあって、更紗職人の話につながってゆくのだが、この体言止めのセンテンスは強い。もしかすると、万物の根源は水であると考えたタレスの思想が、ここに残響をとどめているのかもしれない。水の場面の印象的なこの小説ゆえの連想だが、はたして穿ちすぎであろうか。「岩のくぼみに湧き出る湯の、池ほどに広くみなぎつて、量ゆたかに、岩のふちにあふれ、おのづから波を打つてきらめいた。どこから落ちて来る光か、光の色は星に似てゐた。」タレスは、天文学者として知られており、こぐま座の名付け親ともいわれる。ヘレニズム期の詩人カリマコスは、タレスが大熊座に寄り添う星たちの小さな群を観測し、フェニキア人たちは、それを頼りに船を走らせるとしるしている。
2020年2月20日
【図書館員の注目本】
『ページもの冊子・雑誌のパーツ別デザインコレクション』
グラフィック社編集部 編/グラフィック社
扉・目次・カタログなどの誌面レイアウトを、それぞれのパーツごとに、作品例と併せて掲載しているデザイン資料集です。
みなさんの作品の参考に、ぜひご活用ください。
『現代感覚で描く水墨画の教科書』
伊藤 昌 ほか著/日貿出版社
水墨画の伝統をおさえつつ、墨の磨り方から応用技法まで知ることができる総合的な水墨画指導書です。
またプロの技が動画で見られる「QRコード」が付いているため、写真だけではわからない、筆の動きなどの表現方法も学ぶことができます。
『フェルトのデザインワーク』
中島 一恵 著/グラフィック社
子供でも簡単に扱える素材「フェルト」を使い、モチーフ作りから展開する大人向けのフェルト小物が作れます。
著者と一緒に、「フェルト」の新たな魅力を見つけてみませんか?
他全32冊


【女子美OGの本】
『ノラネコぐんだんカレーライス』
女子美OG・工藤ノリコさんの絵本。ノラネコぐんだんがカレーをつくっていると、トラが現れて全部食べてしまいました!さらにカレーを作らせようとしますが…。産経新聞書評欄(2019/12/14)に掲載。
【図書館員の注目本】
『カジュアル ハンドレタリング ライフ』
筆ペンを使ってお洒落な手書き文字を書いてみませんか。ハンドレタリングを取り入れたライフスタイルの提案や、プロのアーティストによる書体を掲載。インスタグラムで発表された作品も多数紹介。
『ミヤザキワールドー宮崎駿の闇と光―』
アニメ・クイーンと呼ばれる米タフツ大学教授が、ミヤザキアニメを徹底解剖。11の長編映画と漫画版『ナウシカ』を鋭く分析する。世界6か国で刊行される、宮崎駿論の決定版。
『マンガで教養 はじめての西洋絵画 一生モノの基礎知識』
14世紀から20世紀前半の西洋絵画を紹介。当時の社会常識や美意識、価値観に基づき美術史的な観点から絵画鑑賞が楽しめる。マンガページも多く読みやすい。巻末に日本の美術館ガイドあり。
『の』
言葉と言葉の間にひそむ日本語、「の」がテーマの絵本。ページをめくるたびに、わたしの、お気に入りのコートの、ポケットの中のお城の…と「の」が続く。大胆かつ上品な装丁はcozfishが担当。



その他全25冊
展示中の新刊図書は、2号館1階ロビーのガラスケース内 / カウンター前ともに貸出可能です。気になる本がありましたら、カウンターまでお越しください。
詳細検索で「新着○日以内」と入力すれば一覧がご覧いただけます。
http://lib.joshibi.ac.jp/mylimedio/search/search-input.do?mode=comp&nqid=1
2020年2月6日