7月の杉並図書館・特集コーナーのテーマは「自然が創る 驚きのいろ・かたち」です。
自然が創り出したデザインのなかに、人が手を加えたのかと思うほど鮮やかな色や独特なかたちを目にします。
自然界にこんな色があるのか、こんなかたちがあるのか、どういう働きをもたらしているんだろう。どんどん好奇心が沸いてきます。
今回は、特に色とかたちが特徴的なものを扱っている本を集めました。また、併せて自然の造形に魅了された人たちが手がけた作品に関する本も並べています。
そのなかからいくつかご紹介します。
『生物の驚異的な形』
ドイツの博物学者エルンスト・ヘッケル(1834~1919年)が対称性と秩序をテーマに描いた100枚の図版を収録。 ヘッケルの思想を表す集大成といわれています。
緻密なスケッチと装飾性に自然界の神秘を感じます。
『種子のデザイン:旅するかたち』
種子のかたちには、たくさんの工夫が詰まっています。例えば、風に乗る滞空時間さえ計算されていたり。すべて意味のあるかたちなのだとわかります。
『世界一うつくしい昆虫図鑑』
どのページにも昆虫が宝石のように並んでいます。
天然の色の鮮やかさ、造形の美しさに息を呑む一冊。
受付カウンター横の特集コーナーをぜひご覧ください!
2019年7月12日