吾輩は看板猫である
No.024
  • 著 者:梅津有希子
  • 出版社:文芸春秋
  • 出版年:2011-

下町に住む看板猫の生活を紹介。
接客そっちのけでお昼寝ばかり、のんびりきままな看板猫ライフ。まったく働いていないのに、看板猫がいるだけでお店に立ち寄ってみたくなってしまう。まさに、招き猫効果!
猫ちゃん達の写真に添えられたコメントもとっても可愛い。
お店の地図ものっているので、お気に入りの子がいたら、会いに行ってみてはいかがでしょうか?

杉並図書館スタッフ
A.N

サイボーグ・フェミニズム:ハラウェイ、ディレイニー、サーモンスン
No.023
  • 著 者:ダナ・ハラウェイ、サミュエル・R・ディレイニー著/巽孝之・小谷真理編訳
  • 出版社:トレヴィル
  • 出版年:1991

1985年にハラウェイが発表した論文「サイボーグ宣言:20世紀後半における科学、テクノロジー、社会主義的フェミニズム」は、生物工学的な観点からの分析により、有機物と無機物、動物・植物・鉱物という従来の物質的境界やヒエラルキーが消滅していくなかで、女性の身体を社会的ネットワークに接続する機能体[サイボーグ]として考察。生殖機能や性的対象としての女性の身体性をめぐる従来の議論と一線を画す大胆な発想で、一躍話題となった。巽孝之・小谷真理の編集により、ハラウェイ論文の理解の手がかりとなる解題や他の著者の論文などが添えられた好著。

大学院 非常勤講師
藤原 えりみ
美の原点 : 女子美術学校創立・再建の謎
No.022
  • 著 者:青木純子
  • 出版社:JAC企画
  • 出版年:1999

学校史を知るには、まず『年史』を読むべきだが、私は歴史研究家ではない一人の女性が、本学の成り立ちを独自の視点で綴った1冊の本を紹介したい。
ここには開校まもなく世を去る創立者の一人横井玉子と玉子の遺志を引き継いだ佐藤志津、そして彼女たちの育った土壌が描かれている。18年前に刊行されたものだが、本学の歴史に関心のある方は一度目を通すべき本であろう。

歴史資料室
梁 丞延 
怠惰への讃歌
No.021
  • 著 者:バートランド・ラッセル著 ; 堀秀彦, 柿村峻訳
  • 出版社:平凡社
  • 出版年:2009

過労死が問題になる一方で、この20年くらいのあいだに日本の労働人口の半数近くがコンピューターに取って替わられるという予測が不安を呼んでいる。しかし、これらは正と負の数字のように互いに打消し合う関係にあるとみることができる。コンピューターが職を奪うのではなく、過重労働を救ってくれると考えることも可能であるからだ。ラッセルは、本書で、産業革命の進展によって労働は4時間で充分になったと述べているが、コンピューターがもたらすであろう新たな事態は、さらに労働時間の短縮を可能とするのにちがいない。ただし、この可能性を実現するには、ひとびとに時短の恩恵を平等に配分する社会的仕組みが必要となる。ラッセルは、それを「気の利いた組織sensible organisation」と呼んでいる。では、それが実現したとして、そこに生じる余暇を、いったいどう過ごせばよいのか。余暇をもてあまさない人間を育成すること、それが教育の役割だとラッセルはいっている。まったく、そのとおりだと思う。

芸術表象専攻 教授
北澤 憲昭
経験のメタモルフォーゼ : 「自己変成」の教育人間学
No.020
  • 著 者:高橋勝
  • 出版社:勁草書房
  • 出版年:2007

人間の生き方、考え方に影響を及ぼす経験とは何か、人間形成において、「経験すること」の意味を人間学的に考える内容です。本書では、人が他者、異文化、異世界など様々な外部と出会う経験を通して、自己変成を続けていくプロセスを捉えなおしています。
学習の過程、内容、方法などを扱う教授学ではなく、教育を哲学や文化、社会との関係の中で捉える「教育人間学」に出会う一冊になります。

美術教育専攻 准教授
鈴木 淳子
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