絵画材料の小宇宙 : 実験と顕微鏡で再発見
No.007

美術の窓という雑誌に連載したものをまとめた拙著です。光学顕微鏡を中心に電子顕微鏡・形状測定顕微鏡・粒度分析・蛍光X線分析・サイズ排除クロマトグラフィの分析なども使い「もの」としての絵具を考え、岩絵具・絵具・基底材などの比較研究を行いながら、岩絵具のつくり方、本当の色、天然顔料の応用利用などを紹介しています。画家にとっての「暮らしの手帖」のような思いから絵具メーカーなどに協力してもらうことなく独自の視点で考察していった本です。たまに古書で手に入れることは出来たりもしますが写しであれば日本画研究室でデータを取れるようにしています。

日本画専攻 教授
橋本 弘安

著者

橋本弘安


出版社

生活の友社


出版年

2006

ネコに金星
No.006

『やさしい人がいるところには、やさしいネコがいる。人がせかせかしていれば、ネコもせかせか。47都道府県すべてを回った岩合光昭さんはそう語る。』(内容紹介より)
岩合光昭さんが撮影する写真の猫たちは、みんな、路地で、街で、港で、砂浜でいきいきと逞しく生きています。
人間と共存しているけれども、自然体で、媚びていないその姿は本当に美しく、とても凛々しいのです。
猫たちの日常を覗いているような気分を味わえること必至!
“ネコの道は3次元”を地でゆく表紙からして、もうメロメロなのです。

杉並図書館スタッフ
S.K

著者

岩合光昭


出版社

日本出版社


出版年

2008

芸術崇拝の思想:政教分離とヨーロッパの新しい神
No.005

藝術には、やはり、どこかエラそうな風情があります。本来、西欧近代主義の所産にすぎぬ藝術概念、つまり、特殊地域的時代的なるもののはずのそれが、一体なぜ、かくも普遍化され、かような高みにまで押し上げられ、ついに神格化されるに至ったか。本書において著者は、近代国民国家が国民統合を図るべく、従来の中世的宗教の代替として、あらたに白羽の矢を立てたものこそが藝術であり、その、いわば藝術宗教というべき様態の「神殿」が美術館であったことを明らにします。今日において、藝術とは何か?を問う者の必読の書です。

大学院美術研究科デザイン専攻 非常勤講師 (音楽文化学)
石井 拓洋

著者

松宮秀治


出版社

白水社


出版年

2008

ナマケモノのいる森で
No.004

ナマケモノと森をめぐる物語。ナマケモノが主人公ということでどこかゆる~く、リラックスした雰囲気を味わえます。
しかけ絵本でナマケモノは微動だにしないのですが、ナマケモノを取り巻く環境がページをめくるごとに変化していきます。その仕掛けのすばらしさ!制作者アヌック・ボワロベールさんとルイ・リゴーさんがナマケモノでないことは確かです。

杉並図書館スタッフ
K.M

著者

アヌック・ボワロベール, ルイ・リゴー仕掛;ソフィー・ストラディ文;松田素子訳


出版社

アノニマ・スタジオ,KTC中央出版


出版年

2012

20世紀美術
No.003

「オブジェとイマージュ」「構成と表現」「新しい伝統」「今日の諸潮流」終章という構成になっている。特に、オブジェとイマージュの章については、20世紀美術を分かりやすく解説している。各作家や印象派などグループが意図したことやその試行錯誤のうちに実践されていった経緯を、日常生活、社会そして国際的な動きなど視野に入れて書かれており、まさに「20世紀美術」の優れた解説書である。

芸術学部 非常勤講師
中野 仁詞

著者

高階秀爾


出版社

筑摩書房


出版年

1993

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