Wilder mann
No.049
  • 著 者:シャルル・フレジェ
  • 出版社:青幻舎
  • 出版年: 2013

世界のなまはげ大集合。
世界中に同時多発的にこんなに沢山なまはげのようなモノがいたなんて、それだけで驚きですが、その写真がとってもチャーミングで面白いのです。ビジュアルの美しさはもちろん、装飾に使っている素材や形状からその地域の人々の生活や習慣が見えてくるのがとても興味深いです。場所や風習は違えど、人々の考えていることは似ているものなのですね。巻末にそれぞれのなまはげの解説もあります。まるで、ウルトラマンやポケモンなどのキャラクター図鑑を見ている気分になりますよ。

杉並図書館スタッフ
Y.N

オリーブの罠
No.048
  • 著 者:酒井順子
  • 出版社:講談社
  • 出版年:2014年

著者はユーモラスな文体でさまざまなエッセイを書き綴る女性だが、高校時代から雑誌オリーブに執筆するライターでもあった人物。タイトルに「罠」とあるショッキングな印象は、当時この雑誌の語る内容に共感し、それに近づこうをしていた全国のオリーブ読者が、どんな暮らしに憧れ、どんなライフスタイルを目指して生きてきたのか、そのことを懐古的にとらえたときの反応であろう。学生の皆さんのお母さん世代のことを考えて読むとわかりやすいかもしれない。

短期大学部造形学科 非常勤講師
渡辺 憲一
さかなのなみだ
No.047
  • 著 者:さかなクン
  • 出版社:リヨン社、 二見書房 (発売)
  • 出版年:2007.5

朝日新聞掲載の「いじめられている君へ」で紹介され反響をよんださかなクンのメッセージ。学校や社会、そしてさかなの世界にもあるいじめに対して、まっすぐで飾らないさかなクンからのエールが心に響きます。シンプルな絵もとっても素敵です。

杉並図書館スタッフ
K.M

あかんべえ
No.046
  • 著 者:宮部みゆき
  • 出版社:PHP研究所
  • 出版年:2014.9

江戸時代を背景にした可愛い女の子とお化けのお話。
一見、ファンタジーのようでもあり、ユニークな表現もたくさんあり読みやすい作品だが、物語のなかで読者に伝えたいものは、なんなのかを考えさせられるお話です。
時代背景もあり、貧しい中での人々の暮らしぶりや、道具類、生活用品などをうかがい知れる。逆に今ではあまり見ないような豊かな心のやり取りや、日本人ならではの道徳観、思いやりなどにも感動してしまう。宮部作品の江戸時代ものは全て読んでいるが、どれにも日本人の心の豊かさが表現されており、最後には感動してしまいます。

短期大学部デザインコース 教授
小林 信恵 
Casa brutus : life design magazine 読み継ぐべき絵本の名作200 2015年1月
No.045
  • 著 者:マガジンハウス[編]
  • 出版社:マガジンハウス
  • 出版年:2015

絵本ってこどもの頃に読むだけのものなのかな?
きっとそれは違うはず!
この本には今出会えてよかったと思える絵本がいっぱい。
『ちいさなうさこちゃん』『はらぺこあおむし』『ぐりとぐら』。
一度は読んだことがある名作も作家のインタビューを織り交ぜて紹介されており、違った角度でその絵本を知ることができる。
本学図書館では紹介された絵本の約7割に所蔵があるので、この機会に絵本の書棚に足を運んでみてはいかがでしょうか。

杉並図書館スタッフ
K.A

Top