「タイポグラフィの手引きI」 18世紀までに刊行された活字と活字鋳造に関するマニュルの中で最も影響を与えたとされている。当初は「活字父型の彫刻と鋳造」、「印刷およびその技術」、「偉大なタイポグラファの生涯と作品」、「活字書体見本、異国のアルファベット」の4巻での刊行予定であったが、著者の急逝により2巻が刊行された。第1巻は活字父型の彫刻と鋳造について詳細が書かれている。早くからポイント・システムを研究していたフルニエは1737年に「比較対照表」を作成し、規格体系を発表している。この比較対照表を発展させたものが収録されている。