女子美術大学図書館 貴重書デジタルライブラリー

「大画法書」
オランダの画家ライレッセの技法書である。ライレッセはオランダのプッサンと呼ばれた大画家であり、アブラハム・ボスの「銅版画法」の影響も受け、優れた銅版画も数多く遺している。解剖学者ビドローの「解剖学」に挿入した挿絵が有名である。失明し晩年は自宅で画塾を開いて講義を行なった。この画塾で行った絵画に関する講義をまとめたものが本書である。江戸時代の森島仲良、佐竹曙山、亜欧堂田善、司馬江漢などの著作物に本書の模写があるなど、日本での図版を使用した印刷本の源流としても重要視されている。

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