陰陽師シリーズ
No.068
平安時代の陰陽師、安倍晴明を中心としたその時代の『ことわり』を守る人、破る人、鬼などの視点から見た物語です。
平安時代の生活感や、いろいろな風習も取り入れながら、現代的な感覚で、読める本です。番外編なども含めるとかなりな冊数が出ています。
ほとんどが短編ものですが、中身の濃い文章と、リアルな表現がこの作品の売りになっていると思います。登場人物もかなり、個性的に表現されています。おどろおどろしい文章もありますが、時の流れの優雅さや、平安時代のロマンも感じられるお話もあり、バリエーションがかなり広く飽きずに読んでしまいます。
短期大学部デザインコース 教授 | |
小林 信恵 |