オリーブの罠
No.048
著者はユーモラスな文体でさまざまなエッセイを書き綴る女性だが、高校時代から雑誌オリーブに執筆するライターでもあった人物。タイトルに「罠」とあるショッキングな印象は、当時この雑誌の語る内容に共感し、それに近づこうをしていた全国のオリーブ読者が、どんな暮らしに憧れ、どんなライフスタイルを目指して生きてきたのか、そのことを懐古的にとらえたときの反応であろう。学生の皆さんのお母さん世代のことを考えて読むとわかりやすいかもしれない。
短期大学部造形学科 非常勤講師 | |
渡辺 憲一 |