4月の杉並図書館・特集コーナーのテーマは、
「絵本で出会う あの国この国どこの国?」です。
突然ですが、みなさん、子どものころに読んだ絵本のことを、覚えていますか?
むかし読んでいた絵本、どこの国のお話だったか、覚えていますか?
小さいころは、どの国のお話かなんて、気にしていなかったかもしれませんね。
今は国際化が進んで、様々な国の人との交流が増えてきています。ニュースやSNSを見れば毎日いろんな国の情報が流れ込んできます。
ニュースとかで名前は聞くけれど、どんな国なのか、どんな人たちなのか、実はよく分かってない…なんてことも?
そこで、杉並図書館ではいろんな国の絵本を集めてみました。
手前味噌で恐縮ですが、杉並図書館、絵本の所蔵には自信があります…!
「なつかしい!これって、この国のお話だったんだ!」と気づいたり。
「おもしろい!全然知らない国のお話なのに、どこか似てるね!」と発見したり。
絵本を通じて、世界の国々と出会いませんか?
いくつかご紹介させてください。
『おおきなかぶ』
「それでも かぶは ぬけません」でおなじみの物語。ロシア民話です。くりかえしがクセになるリズミカルなお話。ロシアではかぶって、どうやって食べるんでしょうね?
『ふしぎな いねと おひめさま』
日本人にとっても主食であるお米の起源を語ったお話。いろんな神さまが登場するこちらはインドネシアの昔話。インドネシアでも、お米は大事な穀物だったんですね。
『ヴォドニークの水の館』
水の世界で暮らす、ヴォドニークの館で働くことになった女の子の勇敢な物語。日本では水の主というと河童ですが、深い水の底には不思議なものが住んでいる…というのは、どの国の人でも一度は考えてしまうものなのかもしれませんね。チェコの昔話です。
他 全23冊、すべて貸出可能です。
展示しきれなかったものが書庫1の絵本コーナーにたくさんあるので、そちらもぜひ探してみてください。
女子美術大学に通うみなさんは、留学制度で遠い国からやって来ていたり、逆にこれから遠い国に勉強しに行ったりすると思います。
その時、出会った人に「あなたの国のお話、読んだことあるよ!」なんて言えたら、ちょっと素敵じゃないですか?
2025年4月5日