11月の杉並図書館・特集コーナーのテーマは「女性の写真家」です。
2022年、女性写真家の展示が多く開催されました。
そこで今回は作風もさまざまな女性写真家たちの魅力あふれる本を集めました。
館内で眺めるのもよし、お家でじっくり楽しむのもよし
お気に入りの1枚を見つけたらカメラを片手に街にでてみるのも面白いかもしれません。
どの本もおすすめですが、いくつかご紹介します。
1. 『私の現代 』山沢栄子
〈女子美OGの本〉1918年女子美術学校日本画科選科を卒業。渡米したのち、油絵を学びながら写真技術を習得し、女性写真家の草分けとして活躍しました。本作は生誕120年を記念した回顧展に合わせ、代表的な作品群やその魅力に迫る1冊です。
2.『うたたね』『花火』川内倫子
2002年に第27回木村伊兵衛写真賞を受賞した本作。現在約6年ぶりとなる大規模個展が12月18日まで東京オペラシティアートギャラリーで開催されています。淡く微妙な色彩感覚で、生命が持つ神秘や輝き、儚さ、力強さを表現した作品が特徴です。
3.『noir』蜷川実花
日本の女性写真家、そして映画監督としても活動する蜷川実花さん。蜷川調と言われるビビッドな色調をモチーフに作品を撮り続けていますが「noir(暗黒、黒)」は、色彩の深度を強めることでより色の中に黒を感じる奥深い作品となっています。
他 全30冊、すべて貸出可能です。
北口入館ゲート脇の特集コーナーをぜひご覧ください。
2022年11月1日