展示期間:6/24(月)~9/20(金)
展示場所:杉並キャンパス2号館1階ロビー ガラスケース展示コーナー
今年2024年7月3日から発行される新紙幣の千円札に
葛飾北斎の『冨嶽三十六景《神奈川沖浪裏》』が採用されたことにちなみ、
杉並図書館ガラスケース展示では、
世界的に絶大な人気を誇る稀代の浮世絵師、葛飾北斎の
奇想に富んだ画業を辿ります。
画像出典:葛飾北斎『冨嶽三十六景《神奈川沖浪裏》』(公益財団法人 東京富士美術館所蔵)
「文化遺産オンライン」収録 (https://jpsearch.go.jp/item/bunka-246760)
北斎は、自ら「画狂(老)人」と名乗ったほど
日々絵を描くことに没頭し、
最期の時までひたすらに画技の高みを目指し続けた
生涯だったと言われています。
20歳頃から浮世絵師となり、90歳までの70年もの間に
浮世絵というジャンルに留まる事なく、
楚々とした繊細な肉筆の美人画、
軽妙洒脱な狂歌本やワクワクするような臨場感溢れる読本挿絵、
さらに思わずくすっと笑ってしまうような
遊び心とユーモア溢れる絵手本など…、
森羅万象のあらゆる事象や江戸を生きる数多の人々の営みを
飽くなき探究心で見つめ、ユニークな視点や構図、技法を駆使し、
現代の私たちが見ても思わずかっこいい! と唸るような
魅力溢れる作品を数多く世に送り出しました。
今回の展示では、普段なかなか見ることができない貴重書庫の
『冨嶽三十六景』複製版や禁帯出の古書なども展示いたします。
この機会にぜひご覧ください。
2024年6月24日