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NEWS 図書館からのお知らせ杉 並


杉並図書館員推薦図書コーナー 5月

杉並図書館員推薦図書コーナーを入れ替えました。

展示されている本は貸出可能です。

詳細は、カウンター横の杉並図書館員推薦図書コーナーをご覧下さい。

全8冊です。

 

〈女子美OG コンドウアキさんの著作〉

『おふとんさんとおはようのあさ』

 

〈女子美関連の本〉

『絵本のいま : 絵本作家, 2021-22』

 

『パッケージデザインの入り口』

 

『「私」と日記 : 生の記録を読む : 特集』

 

『歴史を動かした重要文書:ハムラビ法典から宇宙の地図まで:ヴィジュアル版』

 

『教養としての「金融&ファイナンス」大全』

 

『愛のぬけがら』

 

『津田梅子 : 明治の高学歴女子の生き方』

 

 

 

 

2023年5月1日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


4/27 新着図書

【図書館員の注目本】

 

10代から知っておきたい女性を閉じこめる「ずるい言葉」
 森山至貴 著

 

サクッと学べるデザイン心理法則108
 321web 著

 

よくわかる最新映像サウンドデザインの基本:
 映像メディアの音づくりが包括的にわかる!(How-nual図解入門)

 岩宮眞一郎 著

 

 

 

他 全14冊、ぜひご利用ください。

 

↑ 書名をクリックすると資料情報がご覧いただけます♪ ↑

 

https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

 

↑ カテゴリー検索画面で月ごとの新着リストがご覧いただけます♪↑

 

 

 

 

 

2023年4月27日

NEW BOOKS 新着情報相模原


4/26 新着図書

【図書館員の注目本】

 

金子雄司アニメーション背景美術画集 : 美術スタジオ青写真が見つめる景色
金子雄司 著

 

丁寧な暮らしをする餓鬼
塵芥居士 著

 

CATHOLICA : カトリック表象大全

スザンナ・イヴァニッチ 著 / 金沢百枝日本語版 監修 / 岩井木綿子 訳

 

 

他 全46冊、ぜひご利用ください。

 

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https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

 

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★図書館1Fリニューアルしました!こちらの新着展示は1Fでご覧いただけます♪

2023年4月26日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


4/21 新着図書

【女子美OGの本】

 

いつつごうさぎとゆきのもり(えほんのぼうけん)
 まつおりかこ(女子美OG) 作・絵

 

保健室には魔女が必要(偕成社ノベルフリーク)
 石川宏千花(女子美OG) 作 / 赤 絵

 

 

【図書館員の注目本】

 

織物の世界史:人類はどのように紡ぎ、織り、纏ってきたのか
 ソフィ・タンハウザー 著 / 鳥飼まこと 訳

 

 

 

他 全25冊、ぜひご利用ください。

 

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2023年4月21日

TEACHERS' SELECTION 先生の本棚から


摘読録――My favorite words 第45回

女子美術大学 名誉教授 北澤憲昭

 

むかし此の頃の事どもも人に欺かれしを、我又いつはりとしらで人をあざむく。よしやよし、寓[そら]ごとかたりつづけて、ふみとおしいただかする人もあればとて、物いひつづくれば、猶[なお]春さめはふるふる。

――上田秋成『春雨物語』序(1808‐1809)

 

なるようになれと思い決めて嘘っぱちを書きつづければ、春雨が降るわ降るわ――かつて、ものを書くとはこういうことだと教えてくれるひとがあった。しかも、そのひとは、評論の書法にかんして、このことばを引いたのだった。こちらとしては虚を衝かれた思いだった。評論が嘘っぱちであって良いわけがないからである。しかし、相手は手だれの、しかも年長の文芸評論家であったから、単純にお門違いと責めるわけにもいかない。では、これをどう解釈すればよいのだろうか。口に出すことはしなかったけれど、そのとき頭にあったのは、こんな考えだった。評論が嘘っぱちであってはたまらないけれど、この秋成のことばを、ものを書く事が不可避的にはらんでしまう嘘について語ったものと解すればどうだろう・・・・。

 

 

『春雨物語』は歴史物語を柱とする作品集であるから、ここに引いた序のくだりは物語と歴史叙述の境界の曖昧さについて述べているとみるのが妥当だとしても、他人の言にだまされた自分が、それを偽りと知らずに他人に伝え、意図せずして他人を欺くという冒頭のくだりは、歴史叙述一般にかんする意見として読むことができる。

 嘘っぱちを書き並べておきながら、真っ当な書物としてありがたがらせる人物もあるのだから、というくだりは皮肉にすぎないとしても、史にかんする秋成の洞察は鋭い。歴史研究に携わってきた者として身につまされるところがある。史料が信ずるに足るものかどうか、これを判断するいわゆる史料批判は歴史研究の死命を決する重大事であるからだ。

 とはいえ、ことは史料批判にのみかかわるわけではない。それどころか、このくだりは秋成一流のソフィストケーションと読むこともできる。『春雨物語』に収められた諸篇は、歴史物語の体裁をとりつつ、そこからの離脱を企んでいるからだ。史書を踏まえつつ、しかし、「作者の思ひ寄する所」(「ぬば玉の巻」)を際立たせようとしているのである。秋成は、そのために虚構ということばの権能を行使している。そして、その権能は、また、ことばの宿痾でもある。真実を語ったつもりなのに言葉が虚妄の綾を出現させてしまうという経験は珍しいことではないし、虚言のなかに一抹の真実が含まれているというのも、しばしば経験するところだろう。

 こうして、冒頭の一節は、歴史がことばによってしるされるという事実がはらむ問題へと思いをいざなう。文章を書くことの落とし穴、すなわち、表現しようとする何かを完璧に言い表わすことの困難ゆえに文章がはらむかもしれない嘘へと思い至らせずにはいない。

 

 

書くことが嘘をはらんでしまうことを鋭敏に自覚しつつ、しかし、その自覚を抱いたまま敢えて書くことを始めるにはどうすればよいのか。「よしやよし」というのが秋成の答えであった。すなわち、なるようになれ――という気合である。

 序の書き出しは「はるさめけふ幾日[いくか]、しずかにておもしろ」であり、春雨が幾日も静かに降りつづく短歌的抒情性に充ちた情景を書きとめているのだが、「春さめはふるふる」という独特な表現は、それと決定的に異なる語感を響かせている。そこには、せき立てるような雨音に重なる捨て鉢ともいえる気分がある。ためらいや呵責からの飛躍がある。見る前に跳ぶ蛮勇といってもいい。「よしやよし」という気合が、この印象的な言葉を呼び起こしたのだ。この気合には諦念の響きがこもっている。

 秋成が草稿類を庭の古井戸にまとめて放棄したことはよく知られているが、この行為もまた「よしやよし」という気合にかかわる。ひたすら書きつづけ、書き溜めたものを井戸に投げ込むというこの奇矯な行動は、読者を想定することなく書き続ける実践、純粋なエクリチュールへの没入を思わせずにおかない。書くことへのひたむきな欲望が、ことばの宿痾に由来する後ろめたさを追い越しつつ筆尖を突き動かし、あるいは、吸い込むように筆尖を引き寄せる。

 

 

あのとき、くだんの評論家は皮肉そうな笑みを浮かべたまま黙り込んでいたが、『春雨物語』の序に評論の作法を見いだす指摘は、乱暴ともお門違いともみえて、じつは書くことへの繊細な、それゆえ先鋭な構えを教えていたのだと、ここまで書いてきて、はじめて腑に落ちた気がする。あれは独善と鈍感を排する書くことのリアリズムの教えであったのだ、と。

 

2023年4月17日

NEW BOOKS 新着情報杉 並


4/14 新着図書

【図書館員の注目本】

 

名画のかごを編む:
 かご作りから画家の暮らしや時代背景に思いをめぐらす

 佐々木麗子 著

 

美術家たちの学生時代
 功刀知子 著

 

新しいアートのかたち:
 NFTアートは何を変えるか(平凡社新書:1012)

 施井泰平 著

 

 

 

他 全18冊、ぜひご利用ください。

 

↑ 書名をクリックすると資料情報がご覧いただけます♪ ↑

 

https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

 

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2023年4月14日

NEWS 図書館からのお知らせ共 通


ご入学・ご進級おめでとうございます

女子美術大学にご入学・ご進級された皆さん
おめでとうございます!

 

両キャンパスでは、新学期が始まった皆さんに向けて
展示を開催しております。

 

相模原図書館では、入口に図書館スタッフのおすすめ本を
展示しています。

 

 

画集や、デザインの本はもちろん、
思わず手にとってみたくなるような本を集めました。
こちらの展示は全て貸出することもできます!

 

 

杉並図書館では「Welcome to the Library 女子美を知ろう―
先生&卒業生の本棚」と題して世界で活躍する女子美術大学の先生や、
卒業生(OG)の方たちの本を集めた展示を開催しております。
展示の詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

 

 

これからの時期、課題やレポートなど忙しくなりますが
図書館員一同、皆さんをサポートいたしますので
いつでもお気軽に図書館へお越しください。

 

改めてご入学・ご進級おめでとうございます🌸

 

2023年4月5日

NEW BOOKS 新着情報相模原


4/5 新着図書

【図書館員の注目本】

 

美中年の描き方 : 魅惑の“老け”表現テクニック
Ragno 文 / Vamoon 絵 / 猪川なと 訳

 

-物語を作る人のための-キャラクター設定ノート
鳥居彩音 著 / 榎本秋 監修

 

目で覚える動きの美術解剖学
ロベルト・オスティ 著 / 植村亜美 訳

 

 

他 全52冊、ぜひご利用ください。

 

↑ 書名をクリックすると資料情報がご覧いただけます♪ ↑

 

https://lib.joshibi.ac.jp/opac/category/1/1

 

↑ カテゴリー検索画面で月ごとの新着リストがご覧いただけます♪↑

 

 

★図書館1Fリニューアルしました!こちらの新着展示は1Fでご覧いただけます♪

2023年4月5日

EXHIBITION 展示相模原


【終了】染織のすすめ~女子美貴重書コレクション

展示期間:2023/4/4(火)~6/23(金)
展示場所:相模原図書館1F展示コーナー



女子美術大学図書館に所蔵されている
希少かつ学術的・美術的にも価値の高い「貴重書」の中から、
今回は染織に関連した資料をご紹介いたします。

 

 

古谷紅麟や河原崎晃洞が手掛けた図案をはじめ、
芹沢銈介の型染、琉球の織物やインド・東南アジアの染織など
多種多様な資料で鮮やかな染織の美しさに触れることができます。

 

 

展示資料以外にも図書館には多くの染織文化に関する資料が揃っています。
ぜひ関連資料もご利用ください。

 

また、女子美術大学美術館では国内最大級の12,000点にも及ぶ染織品、
「女子美染織コレクション」を所蔵しています。
コレクションは美術館のHPより収蔵品データベースにアクセスいただけるほか、定期的に美術館の展示でも公開されていますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

 

この機会に、図書館資料を通して染織の魅力をお伝え出来ましたら幸いです。

 

2023年4月5日

NEWS 図書館からのお知らせ杉 並


【終了】特集「つくる-作る・造る・創る」

 

 

4月・5月・6月の杉並図書館・特集コーナーのテーマは「つくる」です。

 

製品やサービスといった「モノ」や「コト」がつくられる前や、
これらが人々の手に渡ったり提供されたりするまでの間にも、
さまざまなつくり手たちが関わっています。

 

たとえば、
・製品販売やサービス提供のためのプラットフォームを「作る」人
・大量生産される工業製品を「造る」人
・ビジネスやプロジェクトを立ち上げ、ブランドや価値を「創る」人
といった、たくさんのつくり手たちによって成り立っています。

 

実際に手に取るモノや、体験するコトを届けるために、
さまざまな角度から支えているつくり手たちの仕事を、
3つの「つくる」にカテゴライズして特集します。

 

 

〈展示風景〉

 

 

 

 

カテゴリの特徴と関連図書の一部を紹介します。

 


 

〈作る〉
製品やサービスを販売・提供するプラットフォームや、
企業のウェブサイトを制作するウェブデザイナー、
UIデザイナーに関する図書を展示しています。
わかりやすくて使いやすい、思わず惹かれるデザインが学べます。

 

融けるデザイン:ハード✕ソフト✕ネット時代の新たな設計論
UIデザインの教科書:
 マルチデバイス時代のインターフェース設計 新版

UI GRAPHICS:
 世界の成功事例から学ぶ、スマホ以降のインターフェイスデザイン

 

 

〈造る〉
企業のモノづくりやヒット商品、売れる秘訣などにまつわる図書を
展示しています。普段目にしているお店や商品からは見ることのできない
苦難や逆境、ブランディングを汲んだ製品づくりが見えてきます。

 

ロングセラー商品のデザインはここが違う!
「買わずにいられない!」イケアのデザイン
ヒットの設計図:ポケモンGOからトランプ現象まで

 

 

〈創る〉
顧客や時代のニーズを見極め、商品やビジネスの価値を生み出す、
ビジネスデザイナーやブランドデザイナー向けの図書を展示しています。
セルフブランディングが必要となるフリーランスの方にもおすすめです。

 

パーパスのすべて:存在意義を問うブランディング
やりたいことをやるというビジネスモデル:PASS THE BATONの軌跡
グッチの戦略:
 名門を3度よみがえらせた驚異のブランドイノベーション

 


 

他 約90冊、すべて貸出可能です。
DVD架前の特集コーナーをぜひご覧ください。

 

2023年4月4日
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